米女子ツアーの予選会挑戦は「来年に」 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン最終ラウンド(R)が4日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。単独首位で出た勝みなみ(明治安田生命)が6バーディー、1ボギーの66で回り、通…

米女子ツアーの予選会挑戦は「来年に」

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン最終ラウンド(R)が4日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。単独首位で出た勝みなみ(明治安田生命)が6バーディー、1ボギーの66で回り、通算14アンダーで悲願のメジャー大会初優勝を達成。優勝会見では、プレー中に感極まっていたこと、米女子ツアー挑戦のプランなどを明かした。

 主な一問一答は以下の通り。

――メジャー初制覇を成し遂げた気持ちは。

「(日本女子オープンは)夢の舞台ですし、いつか優勝したいと思っていたので、本当にうれしいです。いろいろと苦しかったことも思い出していましたし、17番でセカンドを打った後、ギャラリーの方から『優勝おめでとう』と言われて、泣きそうになりました」

――優勝が決まった瞬間はあまり感情が出ていなかったようだが。

「できればパーで終わりたかったので、そうなりました。でも、心の中はすごくうれしかったです。

――これで3年シード獲得。米女子ツアー挑戦のプランに変更は。

「シブコ(渋野日向子)から『早く一緒にアメリカで戦おうよ』と言われていますが、調べたらQT(ツアー予選会)の締め切りが終わちゃっていました。それに世界ランク75位以内に入れば、最終QTから受けられるので、来年かなと思います。そして、この結果も『背中を押してくれているのかな』と思います。なので、今はアメリカに行く方向で考えています」

4冠達成の胸中「藍さんも、諸見里さんも人として素晴らしい」

――英語の勉強は。

「それがあまりできていないんです。韓国ドラマをよく見るせいか、母が韓国語の方を勉強していて、私も影響されています。英語の勉強はこれから頑張ります」

――5年前、同じコースで開催された日本女子オープンでは、12オーバーで予選落ちでした。コースにリベンジした感覚は。

「あります。このコースはアップダウンがあって、グリーンが小さいのですが、アマチュアの時と違って、落ち着いて楽にプレーができました。コースだけでなく、気持ち的にも攻略でました」

――4冠達成(日本ジュニア優勝、日本女子アマ優勝、日本女子オープンローアマ、日本女子オープン優勝)。諸見里しのぶさん、宮里藍さんに続いて3人目。

「アマの間に3つ取れていて良かったなと思います。表彰式でも4つトロフィーを並べてもらって、誇らしかったです。藍さんも、諸見里さんも人として素晴らしい。私もそういう人になりたいので、並べたのはうれしいです」

――飛距離の優位性については。

「あると思います。トレーニングで努力した結果が優勝につながっていると思います。今後、パワー系のトレーニングを週2にすることも考えています。飛距離については、前はバカ飛びしていて戸惑いもありましたが、今は少し安定してきたので、楽にゴルフができています」(THE ANSWER編集部)