疲労回復法は「風呂あがりの冷水」 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3ラウンド(R)が3日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。2位スタートの西郷真央(大東建託)は3バーディー、2ボギーの70で通算8アンダーと…

疲労回復法は「風呂あがりの冷水」

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3ラウンド(R)が3日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。2位スタートの西郷真央(大東建託)は3バーディー、2ボギーの70で通算8アンダーとし、2位をキープした。単独首位で9アンダーの勝みなみと1打差で、逆転でのツアー初優勝を狙う。

 最終18番パー4。西郷はパーパットを外して、悔しそうな表情を浮かべた。会見では「ピンポジションが難しかったです。ショートホールでピンが手前に切ってあることが多く、フォローの風もあり、縦距離を合わせるのが難しかったです。(最終日最終組の)明日も風の強さなど同じぐらい吹くと思うので、しっかりと対応できるように頑張りたいです」と言った。

 9番パー4では、第1打をミス。直前に「頑張れ~」と叫んだ少女の声も耳に入っていたが、「それは言い訳かなと思います。『頑張れ』というのは声援だと思っているので、プラスにとらえています」と振り返った。

 正確で力強いショットに安定したパッティング。昨年からツアー参戦したばかりだが、4度2位に入り「いつ勝ってもおかしくない選手」と見られている。9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でも、最終日を首位でスタートして2位。「次こそ」の思いは常に持っているが、今大会は国内メジャー大会の中でも最高の位置付けで、今月8日に20歳になる自身にとっても「10代最後の大会」という特別な状況にある。

「10代の良い締めくくりができればなと思います。ただ、自分だけでは成り立たないので、毎ショット、できることを精一杯頑張ることを心掛けたいです」

 第2Rラウンドの雨天順延で、月曜に最終Rが行われる異例の展開。たまった疲れは、湯船につかった後に「膝から下」に冷水をかけるなどして取っているという。疲労回復法も力にツアー初優勝を目指す。(THE ANSWER編集部)