厳選!2歳馬情報局(2021年版)第19回:ショウナンアデイブ 昨年行なわれた競走馬のセリ市「セレクトセール」において、…
厳選!2歳馬情報局(2021年版)
第19回:ショウナンアデイブ
昨年行なわれた競走馬のセリ市「セレクトセール」において、1歳馬部門における史上最高額で落札された馬がまもなくデビューを迎える。
栗東トレセンの高野友和厩舎に所属するショウナンアデイブ(牡2歳/父ディープインパクト)である。

昨年のセレクトセールで5億円超えの高値で取引されたショウナンアデイブ
ショウナンアデイブの落札額は5億1000万円(税別)。残り少ないディープインパクト産駒であることに加え、母シーヴがすでに活躍馬を送り出していることが、これほどの高額落札につながったのだろう。
当初、アメリカで繁殖生活を送っていたシーヴ。彼女の名前を世に知らしめたのは、2013年に生んだキャスリンソフィア(牝/父ストリートボス)の活躍だ。同馬はGII2勝を含めて無傷の4連勝を飾ると、初のGI戦でも3着と奮闘。続くGIケンタッキーオークス(アメリカ・ダート1800m)で見事に戴冠を果たした。
アメリカでGI馬を出したシーヴはその後、日本に来てノーザンファームで繁殖生活を継続。日本ではまだ活躍馬は出ていないものの、その血統の注目度は非常に高い。そして、高値で落札されたこともあって、競馬ファンから熱い視線を浴びているのが、ショウナンアデイブだ。
デビュー戦の予定は、10月9日の2歳新馬(阪神・芝2000m)。そこに向けて、調教では速い時計を出し始めている。その動きを見て、管理する高野調教師はどう評価しているのだろうか。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
「高野調教師からはまず、『すばらしい馬です』と力強い第一声が聞かれました。デビュー戦でコンビを組む浜中俊騎手が2週連続で調教に騎乗。その動きにも満足した表情を見せて『トラブルもなく、ここまで順調にきた』と、かなりの手応えを感じているようでした」
また、ショウナンアデイブの距離適性や気性などについて、高野調教師はこう語っているという。トラックマンが続ける。
「高野調教師は『(ショウナンアデイブは)跳びが大きく、気性的にかかることとは無縁の馬。距離は長いほうが向いている』と話していました。体つきについてはまだ非力な部分もあるようですが、『これからパワーがついてくると思う』と言って、さして問題視していませんでした。
とにかく、高野調教師の期待の大きさは相当なもの。現時点でも十分な動きを見せていますが、ここからさらに、一流の馬だけがまとう雰囲気が出てくることを望んでいました」
5億円を超える高値で落札されたショウナンアデイブ。セリ市での衝撃を超えるような走りを初陣で見せることができるのか、必見である。