前編ではダノンスマッシュとピクシーナイトの明暗を分けるであろうデータについて取り上げたが、後編ではデータ面から浮上する穴馬候補2頭を取り上げる。

◆【前編】ダノンスマッシュとピクシーナイトの明と暗 どちらかに該当する“複勝率0%”データとは

■データが導く2021スプリンターズSの穴馬候補は

<穴候補1 ジャンダルム>

スプリント重賞を使われた近2走は7着、4着。さすがにクラスの壁は厚いと思われるなか、後押しとなるデータはこちら。

・叩き3戦目の成績【2-0-0-2】

昨秋の信越S、そして今年4月の春雷S。直近に挙げた2勝はいずれも叩き3戦目ローテによるものだったのだ。

特に春雷Sは今回と同じ中山芝1200mで1分7秒3の好時計。スタートで出遅れた前走も勝ち馬と0秒2差まで迫っており、ゲートと展開次第で馬券圏内突入は現実味を帯びてくる。

<穴候補2 アウィルアウェイ>

昨年のスプリンターズSは3着と健闘。しかしその後は二桁着順が多くさすがにピークアウトの感も否めないが、同馬にとって追い風となるデータは存在する。

・オール野芝かつ良馬場の成績【1-0-2-0】

非常にわかりやすい良馬場巧者。なかでも夏の新潟や小倉、秋の中山に共通する「オール野芝」の馬場コンディションでこそ真価が発揮されるタイプだ。中山競馬場は土曜から日曜日にかけて好天予報。得意の馬場コンディションなら昨年の再現があっても驚けない。

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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「スプリンターズS」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家

競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。