完全に力負けだった。巨人は30日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)に0―1と中日の左腕エース・大野相手に二塁も踏めぬ惨…
完全に力負けだった。巨人は30日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)に0―1と中日の左腕エース・大野相手に二塁も踏めぬ惨敗で今季初の同一カード3連敗、5年ぶりの中日戦負け越しとなった。2試合連続の完封負けを含む5連敗で勝負と位置づけた9月を6勝14敗5分けと大失速。このままV逸となれば、嵐のオフは必至となった。
試合時間が覇気のないチーム状況を何よりも物語っていた。2時間15分のワンサイドゲーム。先発メルセデスは6回1失点と試合を作るも、打線が大野を打ち崩せない。散発3安打で二塁も踏めず、原監督は「今、(打線が)トンネルの中に入っているからね。みんなで早く抜けるようにして、抜けたときは楽しみよ」と必死に前を向いた。
一方、試合後は不振が続いていた中田とこのカードから昇格したルーキー・秋広の降格が決まった。中田は21日の広島戦(マツダ)から再合流。23日の広島戦で本塁打を放ったものの、その後は低迷から抜け出せず、最近6試合は15打数1安打。30日の中日戦は「6番・一塁」で先発出場したが、二回無死一塁で迎えた第1打席を遊ゴロ併殺打、5回先頭の第2打席を遊飛に倒れるとこの回から、一塁に大城が入り、交代となった。
一方、中田の今後も厳しさを増してきた。8月20日に日本ハムから無償トレードで巨人に加入。同僚への暴力行為を起こしたことで今後のプロ野球生活継続も危ぶまれたところを原監督の温情トレードともいわれたが「根本はもちろん昨年のパ・リーグ打点王として戦力として期待していたはず。この体たらくではオフの大減俸も避けられないでしょうね」(球界OB)。
中田の年俸は3億4000万円(推定)。昨季は、4年ぶり3度目の打点王を獲得、リーグ2位でキャリアハイの31本塁打をマークと長年主砲を務めていた日本ハムの「看板料」込みの価格としてはふさわしいかもしれないが、来季以降、この状態が続けばレギュラー確保も難しい。
「生え抜きで今季はクリーンアップの一角も務めた亀井で1億円(推定)ですからね。『市場価格』をフロントがどう判断するかになります」(同)
最近の巨人の大減俸の例といえば、中島がオリックスから加入した2019年シーズンを結果を残せなかったことで1億5000万円→2000万円(金額は推定)に大幅ダウンしたことも話題を呼んだ。ちなみにその年の中島の成績は43試合に出場し、1割4分8厘1本塁打5打点だった。
中田の今季ここまで巨人に移籍後の成績は25試合に出場し、1割2分5厘2本塁打5打点(30日現在)。厳しい目が向けられるのは避けられそうにない。
一方大減俸の嵐は、当然ほかの選手にもふりかかってきそうだ。「特に原監督がまったく機能していないと嘆く打線、野手陣には大ナタがふるわれそうです。V逸した巨人のオフは荒れますよ」(同)
どん底だった9月も終了。10月に入り「ツキ」を取り戻せるか。負けられない戦いは続いていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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