アカチエワの憧れは浅田真央、ロシアフィギュア紹介 ロシアフィギュアスケート界で期待される14歳ソフィア・アカチエワが、ジュニアグランプリ(GP)シリーズ第4戦ロシア位大会で優勝した。憧れは同門のアンナ・シェルバコワと浅田真央さんだという。ロ…

アカチエワの憧れは浅田真央、ロシアフィギュア紹介

 ロシアフィギュアスケート界で期待される14歳ソフィア・アカチエワが、ジュニアグランプリ(GP)シリーズ第4戦ロシア位大会で優勝した。憧れは同門のアンナ・シェルバコワと浅田真央さんだという。ロシアメディア「matchtv.ru」が報じている。

 同メディアは「シェルバコワをお手本と考え、シニアグループのロッカールームに行くことを夢見ている」との見出しで記事を掲載。アカチエワが上のカテゴリーでの活躍を夢見ていることを紹介し、今回の優勝について「2019年の1月に初めて4回転トウループを跳んで以来、それに魅了された大人たち全ての期待をとうとう金メダルに変えることができた」と説明している。さらにこう続けた。

「アカチエワについて、今のところまだ知られていることは少ない。4歳のソーニャ(アカチエワの愛称)にスケート靴をプレゼントしたのは、よくあるようにサンタクロースだった。その後、彼女はバンクーバーで行われた自分にとって人生で初となる五輪を見て、これはどのようなものかとても理解したくなった。

 リンクから離れ、空中で回転し、美しいポーズで着氷する。さらに衣装や真っ白なリンクが気に入った。自分にインスピレーションを与えたスケーターたちの名前は特に覚えていなかったが、後になって年齢を重ね、調べ直してそのうちの一人がマオ・アサダだと気づいた」

普段はシェルバコワから吸収「フィギュアスケートのプリンセスと呼んでいる」

 10年バンクーバー五輪では、2007年7月生まれのアカチエワはまだ2歳。それでも、自身が魅了された選手の一人が、同五輪で銀メダルを獲得した浅田さんだったという。記事では、五輪後にエテリ・トゥトベリーゼ氏一門の練習拠点を訪れたことを説明。そこで出会ったシェルバコワにも憧れ、お手本にしているようだ。

「アカチエワは最高のコーチたちのもとで、そして最高のスケーターたちのそばで練習できる機会をありがたく思っている。同じグループで練習するすべてのスケーターの中から特にアンナ・シェルバコワを強調する。その優雅さと美しさから彼女を『フィギュアスケートのプリンセス』と呼ぶ」

 記事によると、シェルバコワの練習方法、練習の質をよく観察しているという。そんなシェルバコワもかねてから浅田さんへの憧れを口にしていた。次々と逸材が登場するロシアフィギュア界に浅田さんの影響があるようだ。(THE ANSWER編集部)