金丸晃…
金丸晃輔(島根スサノオマジック)
日本が誇るスコアラーで、2020−21シーズンはリーグMVPを初受賞すると同時に、5年連続でのベストファイブに選出。とりわけ精緻なシュート力で彼の右に出るものはいない。
3ポイントシュートは代名詞となっているが、とりわけ味方のスクリーンを使って放つシュートは彼の技術が集約されている。右利きの選手は通常シュートを打つ時に右足が前に出るが、金丸の場合は足元がそろっていなくても打ててしまう。つまりはそれだけ素早くシュート体制に移れるため、相手からすれば止めるのがほぼ不可能だ。
今夏、8年プレーした三河を離れ新天地・島根へ移籍。元ニュージーランド代表ヘッドコーチで攻撃的なスタイルで知られるポール・ヘナレ氏指揮の下、オフェンスマシンとしてこれまで以上に力量を発揮し、チームのポストシーズン進出の推進力となれるか。
ライアン・ロシター(アルバルク東京)
来日以来8年間プレーし、宇都宮ブレックスを常勝軍団にしてきた男が東地区の別の強豪へ移籍を決め、周囲を驚かせた。タレントのそろうブレックスにおいて攻守の要だった。
ドリブル技術と高いIQがあるためパワーフォワード/センターながらポイントガード的な役割で、しばしば攻撃の起点を担った。個人的な成績には一切、関心を示さず屈指のリーダーシップを持つ闘将でもある。昨季の平均得点12.9点やリバウンド7.6本は日本に来てから最低だったが、それで選手としての価値がまったく落ちていない。
アルバルクではアレックス・カーク、セバスチャン・サイズとリーグ最高クラスのフロントラインを築く。ロシターが帰化選手であるため、3人同時にコートに立つ“ビッグラインナップ”のオプションも生まれる。チームは昨季ポストシーズンへの切符を逃しているが、ロシターらの加入でリーグ制覇は現実的な目標となる。
今村佳太(琉球ゴールデンキングス)
昨季、新潟アルビレックスBBから琉球に移籍。平均9.8得点や平均リバウンド2.3本、平均アシスト1.6本といった主要スタッツを見るだけでは見えてこないが、層の厚い強豪で揉まれるなかで着実に力量を伸ばした1年となった。
とりわけチャンピオンシップではポテンシャルが光った。富山グラウジーズとのクォーターファイナルでは3試合のうち2試合でそれぞれ27得点を挙げた。昨季のフィールドゴール成功率が40パーセント、3ポイントのそれも34.9パーセントとまだまだ安定感では課題が残るが、ディフェンスも向上しておりより効果的な選手へ成長している。
学生時代は身長が低くガードポジションでプレーすることも多かったため、ハンドリングやドライブが強みだ。これに外のシュートの精度が高まればリーグ屈指のオールラウンダーとなる可能性を秘めている。
オンドレイ・バルヴィン(群馬クレインサンダーズ)
2020−21シーズン、B2を圧倒的な力で制したチームの注目の新戦力だ。チェコ共和国代表として2019年ワールドカップで日本と対戦し馴染みもある選手で、B1最長身となる217センチのサイズでリングの周りで圧倒的な存在となる。
今夏のオリンピック世界最終予選で母国の東京大会行き切符獲得に貢献。本大会では3試合平均14.0得点6.7リバウンドを挙げるなど、活躍した。
これまでレベルの高いスペインのリーグを中心にヨーロッパでプレーしてきた28歳にとって懸念されるのがBリーグの速いテンポ。サイズがある分、走り負けする可能性もあるが、それを補うだけのペイント内での強さがあり、とりわけ試合終盤等の重要極面では重宝されるだろう。
齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
昨季の平均12.5得点5.7アシスト、フィールドゴール成功率50.1パーセントはそれぞれ日本人選手で4位、1位、2位の数字。チームがポストシーズンへ進出できなかったというのはあるにせよ、最も過小評価されている選手の一人と言えるかもしれない。
171センチと身長の不利を背負いながら、リングへ向かっての鋭い切込みと視野の広さからくるパスの能力で相手を惑わし、見るものを魅了する。3ポイントの技量も向上させており、得点効率の高さも特筆すべき点だ。
今季は滋賀レイクスターズ時代に彼を先発起用し才能を開花させたショーン・デニスがHCに就任。周囲に能力の高い選手も集まり、これまで以上にその力量をリーグ全体に示す1年となるかもしれない。
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