ロジャー・フェデラー(スイス)は、重大なチャレンジに直面することなくマイアミ・オープンの最初の数試合を潜り抜けた。 しかし状況は今、変わり、その上で彼は生き延びた。 アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(A…
ロジャー・フェデラー(スイス)は、重大なチャレンジに直面することなくマイアミ・オープンの最初の数試合を潜り抜けた。
しかし状況は今、変わり、その上で彼は生き延びた。
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第4シードのフェデラーは第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を6-2 3-6 7-6(6)で破る前に、2つのマッチポイントをしのがなければならなかった。
「なんとか抜け出すことできてうれしいよ」とフェデラーは言った。「最後には間違いなく僕はラッキーだった。でも今日、僕は大きなハートを見せたと思う。トマーシュはコート内に踏み込んで打ち始め、終盤は素晴らしい戦いになった」。
フェデラーは今大会でプレーした4度のタイブレークのすべてを取っているが、最初の3度のどれもが、準々決勝のそれほどプレッシャーに満ちてはいなかった。
彼は5-3から自分のサービスに入ったが、そこでブレークされ、次のゲームでマッチポイントを握ったが、ものにすることができなかった。それから、もつれ込んだタイブレークで一時4-6とリードされたが、最後の4ポイントを連取して勝利をもぎ取った。
「僕はたった1ポイントの差で負けた。それが今日起こったことだ。非常に簡単でわかりやすいことだよ」とベルディヒは言った。「自分のサービスをキープすれば勝ちという立ち場にいたのは彼だったが、彼はそれをやってのけられなかった。僕は2本のマッチポイントを握り、それをものにできなかった。それ以外、何が言えるというんだい?」。
マイアミでの優勝歴2回のフェデラーは今、2017年の戦績を17勝1敗とした。彼は金曜日の準決勝で、第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは第16シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-4 6-7(9) 6-3で倒して勝ち上がった。
フェデラーの側から見ると、ことが指からこぼれ落ち始めたのは第2セットからだった。
フェデラーは、第1セットを取るのにわずか26分しか必要としなかった。左足首の問題と戦っていたベルディヒが本調子を取り戻したのは、そのあとだ。
第3セットでのフェデラーは先にブレークを果たして4-2とリードし、5-3から自分のサービスゲームを迎えたが、ベルディヒにラブゲームでブレークされた。その後、すぐにマッチポイントを握ったが、それを逃してしまっていた。
しかしフェデラーは踏ん張り、ラファエル・ナダル(スペイン)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)に続き、準決勝に駒を進めたのである。
第5シードのナダルは第13シードのジャック・ソック(アメリカ)を6-2 6-3で、ノーシードのフォニーニは第2シードの錦織圭(日本/日清食品)を6-4 6-2で倒して勝ち上がった。
「素晴らしい雰囲気だった。この試合を非常に特別なものにしてくれてありがとう」とフェデラーは試合後、観客たちにお礼を言った。 (C)AP(テニスマガジン)