柏レイソルのファンにとっては、少し胸の痛みを覚えるニュースかもしれない。昨季のチームを力強くけん引したマイケル・オルン…
柏レイソルのファンにとっては、少し胸の痛みを覚えるニュースかもしれない。昨季のチームを力強くけん引したマイケル・オルンガが、中東の地で離れ業をやってのけたのだ。
オルンガは昨季、J1のリーグ戦32試合で28得点を記録。2位のエヴェラウド(鹿島)に10ゴールもの大差をつけて、得点王に輝いた。前年にJ2での30試合で27得点を挙げた能力がJ1でも通用することを証明し、昇格初年度のチームを7位に導いた働きは、リーグ年間最優秀選手賞受賞として報われた。
その活躍ぶりには他国のクラブも目を向け、カタールのアル・ドゥハイルは600万ユーロ(約7億8000万円)とも、700万ユーロ(約9億円)とも言われる移籍金を提示。報道によれば、オルンガ自身にも高額の年俸を用意して、昨季のJリーグMVPを引き抜いていった。
■世界的名手がそろう今季のカタールリーグ
今季のカタール・スターズリーグには、多くの高名な外国人選手がやって来た。
ハメス・ロドリゲス(エバートン→アル・ラーヤン)、ハビ・マルティネス(バイエルン・ミュンヘン→カタールSC)、トビー・アルデルバイレルト(トッテナム→アル・ドゥハイル)らが、来年にワールドカップが開かれる国でプレーすることを決めたのだ。
そうした外国人選手の中でも、オルンガはとびきりのインパクトを示してた。
今月12日のカタール・スターズリーグ開幕戦で2得点した後、負傷でメンバーを外れた2試合を経てベンチ入りすると、いきなりゴールで期待に応えた。しかも、ベンチスタートながら5得点という恐るべき力を示したのだ。
■多彩な「後半だけでの5得点」
0-0で迎えた後半開始から、オルンガはピッチに立った。すると10分後には先制点を奪い、さらにロングパスで一気に抜け出しGKもかわした2点目、クロスを左足で決めた3点目と、出場から13分でハットトリックを達成。
その後も、ここまで素晴らしい連係を見せていたカタール代表FWアルモエズ・アリとのワンツーなどで、2点を追加。後半だけで5ゴールを奪う驚異の得点力で、チームに勝利をもたらしたのだ。
チームはこの勝利で首位をキープ、オルンガ自身も得点ランクで首位に立つ。チームはすでに敗退したものの、オルンガはACLでも9得点を挙げ、現状でのトップスコアラーとなっている。
オルンガは柏時代と同じく、背番号14を背負い続けている。その姿が今季も日立台にあったなら……。今季のJリーグの勢力図も変わっていたかもしれない。