アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、過去に4度今大会で優勝している第5シードのラファエル・ナダ…

 アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、過去に4度今大会で優勝している第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第13シードのジャック・ソック(アメリカ)を6-2 6-3で下してベスト4に駒を進めた。

 金曜日の準決勝でナダルが対戦するのはファビオ・フォニーニ(イタリア)だ。フォニーニは2016年準優勝者で第2シードの錦織圭(日清食品)を6-4 6-2で破り、マイアミの男子準決勝に進出した10年ぶりのノーシード・プレーヤーとなった。

 ナダルが今大会に出場するのはこれで13回目だが、一度も優勝したことはなく、これは彼にとってある大会に出場しながらタイトルを獲れないでいる期間の最長記録となっている。

 ソックに対する準々決勝でナダルは試合を通してわずか12本しかアンフォーストエラーをおかさず、第2セットでは先にブレークされて一時劣勢に立たされたものの、巻き返すのにそう長い時間はかけなかった。

 ナダルはソックに対する対戦成績を60勝9敗に伸ばした。

 29歳のフォニーニはATPマスターズ1000の大会で自己ベストとタイの成績を挙げた。世界ランキング4位の錦織を倒すことでフォニーニはトップ10プレーヤーに対する対戦成績を9勝44敗に向上させ、マイアミで準決勝に進出した初のイタリア人プレーヤーとなった。  「彼(フォニーニ)は非常にいいプレーをしている」とナダル。「次の試合は僕にとっていいテストの場となるだろう。準決勝に進出できてすごくうれしい。(次も)自分のベストのテニスをし、今日やったようにアグレッシブにプレーしなければならないだろう」。

 残る準々決勝2試合は木曜日に行われる。第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)と第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)と第16シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の顔合わせだ。(C)AP(テニスマガジン)