現地25日、男子トップ選手たちによる団体戦「レーバー・カップ」(アメリカ・ボストン/9月24日~26日/室内ハードコート…

現地25日、男子トップ選手たちによる団体戦「レーバー・カップ」(アメリカ・ボストン/9月24日~26日/室内ハードコート)大会2日目の4試合が行われ、3連覇中のチーム・ヨーロッパ(欧州選抜)が4連勝でトータルポイント11-1としている。【実際の写真】観客席のフェデラーとロディック【マッチハイライト動画】ニック・キリオス vs ステファノス・チチパス/レーバーカップ2021

怪我で欠場したロジャー・フェデラー(スイス)が前日に続いてスタンドに登場。今回は元世界王者のアンディ・ロディック(アメリカ)や元世界4位のメアリー ジョー・フェルナンデス(アメリカ)と一緒に観戦する中、この日もシングルス3試合でチーム・ヨーロッパが3連勝。ステファノス・チチパス(ギリシャ)がニック・キリオス(オーストラリア)を、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がジョン・イズナー(アメリカ)を、ダニール・メドベージェフ(ロシア)がデニス・シャポバロフ(カナダ)を下した。

キリオスはチチパスに2連勝中だったが、この日は第2セットで得た6度のブレークチャンスを生かせずにストレート負け。その試合後、キリオスは「この先どのくらいテニス界に身を置くかわからない。とりあえず今季はこれが最後で、これから(来季の)“全豪オープン”に向けて準備するよ。母親の具合が悪いから、会いに行きたいんだ。コートに立っている時は全力を尽くすつもりだけど、これから4年、5年先もツアーを周るつもりだなんて噓を言う気はない」などと語った。現在26歳のキリオスは以前、28歳になったら引退する意向を示している。

また、ズベレフはイズナーに対しては7勝2敗と勝ち越しているものの、最後に対戦した2019年の「レーバー・カップ」では敗れていた。そんな相手に競り勝つことができたわけだが、その過程ではあることに戸惑ったと回想。「レーバー・カップ」ではチームメイトからアドバイスがもらえる点も特徴の一つだが、ズベレフは「チームのみんなはリターンに対して引け、と言っていたけど、僕の背後の席に座っていたロジャーは、リターンの時に前に出ろと言うんだ。だから混乱してしまった。ベンチにいる8人と、グランドスラムで20回優勝した相手のどちらの言うことを聞くべきか、わからなくてね」と苦笑する。

シングルスでチーム最後の登場となったメドベージェフは、「シングルスでチームのみんなが勝っていたから、もし自分だけ負けたらどうしようと思って、コートに立つのがちょっとストレスだった」そうだが、それを感じさせないような盤石のプレーを披露。「全米オープン」優勝後、ほとんど練習していなかったにもかかわらず、第1セット途中から9ゲーム連取し、一気に試合を決めた。

そして、1日目はチーム・ワールド(世界選抜)が一矢報いたダブルスでも、この日はチーム・ヨーロッパの勢いが止まらず。アンドレイ・ルブレフ(ロシア)/チチパス組がイズナー/キリオス組に6-7(8)、6-3、[10-4]と逆転勝利。「東京オリンピック」の混合ダブルスで金メダルに輝いたルブレフが活躍した。

この日の4連勝によってチーム・ヨーロッパが8ポイントを加算し、トータルポイントは11-1に。最終日は一勝が3ポイントとなるため、数字上はまだチーム・ワールドの逆転優勝もあり得るが、チーム・ヨーロッパは最終日の4試合で1勝挙げれば4連覇が確定する。

なお、最終日はこの2日間と違ってダブルスからスタート。カードはすでに発表されており、最初にルブレフ/ズベレフ組とライリー・オペルカ(アメリカ)/シャポバロフ組が激突。その後は、シングルスでズベレフとフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、メドベージェフとディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、チチパスとイズナーが顔を合わせる。

◇   ◇   ◇

【レーバー・カップのルール】

「レーバー・カップ」は、青いウェアの「チーム・ヨーロッパ」(欧州選抜)と赤いウェアの「チーム・ワールド」(世界選抜)の2チームに分かれてのチーム対抗戦。大会初日は一試合勝利で1ポイント、2日目は2ポイント、最終3日目は3ポイントを獲得するルール。3日間で計12試合(各日シングルス3試合・ダブルス1試合)を行い、13ポイント以上積み重ねたチームが勝利となる。(もし計12試合でトータルポイント12-12のイーブンとなった場合、ダブルス1試合を追加で行って勝敗を決する)

【レーバー・カップ 2日目の試合結果】

◆トータルポイント

「チーム・ヨーロッパ」11-1「チーム・ワールド」

※左:「チーム・ヨーロッパ」、右「チーム・ワールド」

第1試合(シングルス)

〇ステファノス・チチパス(ギリシャ) 6-3 6-4 ●ニック・キリオス(オーストラリア)

第2試合(シングルス)

〇アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 7-6(5) 6-7(6) [10-5] ●ジョン・イズナー(アメリカ)

第3試合(シングルス)

〇ダニール・メドベージェフ(ロシア) 6-4 6-0 ●デニス・シャポバロフ(カナダ)

第4試合(ダブルス)

〇アンドレイ・ルブレフ(ロシア)/ステファノス・チチパス(ギリシャ) 6-7(8) 6-3 [10-4] ●ジョン・イズナー(アメリカ)/ニック・キリオス(オーストラリア)

【レーバー・カップ 両チームのメンバー】

◆「チーム・ヨーロッパ」

キャプテン:ビヨン・ボルグ(スウェーデン)

ダニール・メドベージェフ(ロシア)

ステファノス・チチパス(ギリシャ)

アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)

マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)

キャスパー・ルード(ノルウェー)

フェリシアーノ・ロペス(スペイン)※控えの選手

◆「チーム・ワールド」

キャプテン:ジョン・マッケンロー(アメリカ)

フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)

デニス・シャポバロフ(カナダ)

ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)

ライリー・オペルカ(アメリカ)

ジョン・イズナー(アメリカ)

ニック・キリオス(オーストラリア)

ジャック・ソック(アメリカ)※控えの選手

(テニスデイリー編集部)

※写真は「レーバー・カップ」でのチチパス(左)とルブレフ(右)

(Photo by Carmen Mandato/Getty Images for Laver Cup)