「WTTスターコンテンダードーハ」<9月20~25日>大会最終日の6日、女子シングルス準決勝で早田ひな(日本生命/世界ランク27位)がチョン・ジヒ(韓国/同14位)をゲームカウント4-3で下し、決勝進出を果たした。

相手のチョン・ジヒは強豪韓国のエースで、早田と同じくサウスポーのドライブ主戦型。過去の対戦成績では1勝2敗と早田が負け越している難敵だ。

第1ゲーム、サーブ&レシーブでフォア前を突かれた早田は5連続失点で2-6と離される立ち上がり。中盤、ロングサーブなどで6-6に追いついたものの、相手にフォアで攻め込まれ第1ゲームを奪われる。

第2ゲームも早田が追いかける展開となり、9-10となったところで、チョン・ジヒがタイムアウト。次のボールは3球目フォアドライブをミドルに決められて、第2ゲームも落としてしまう。

チョン・ジヒ Photo:World Table Tennis

第3ゲームも相手のコース取りに苦しみ、台上からの展開でもラリー戦でもなかなか自分の形を作れない早田。6-8でタイムアウトを取るも流れは変わらず、8-11で落とす。

追い込まれた早田だったが、第4ゲームはフォア側からの右横回転サーブが効いてゲームを奪い返すと、このサーブを軸に一気に流れを引き寄せていく。

第5ゲーム、第6ゲームも要所でロングサーブを効かせ、サーブで完全に相手を崩し、なんと3ゲーム連取でゲームカウント3-3に追いつく。

最終第7ゲームも勢いは止まらず、6-1とリード。前半は絶好調だった相手のフォアドライブにもミスが出て、11-5で勝利。大逆転で、ミックスダブルスに続く、決勝進出を決めた。

Photo:World Table Tennis

【WTT スターコンテンダー ドーハ】
<女子シングルス準決勝>
早田ひな 4-3 チョン・ジヒ(韓国)
8-11/9-11/8-11/11-6/11-8/11-8/11-5

Photo:World Table Tennis