第89回選抜高校野球大会は30日、準決勝第2試合で大阪桐蔭(大阪)が秀岳館(熊本)を2-1で下し、5年ぶりの決勝進出を決めた。エース・徳山壮磨(3年)が1失点完投した。決勝は第1試合で勝った履正社(大阪)と激突。史上初の大阪勢対決となった。…

第89回選抜高校野球大会は30日、準決勝第2試合で大阪桐蔭(大阪)が秀岳館(熊本)を2-1で下し、5年ぶりの決勝進出を決めた。エース・徳山壮磨(3年)が1失点完投した。決勝は第1試合で勝った履正社(大阪)と激突。史上初の大阪勢対決となった。

■優勝した12年以来の決勝進出、秀岳館は3季連続4強敗退

 第89回選抜高校野球大会は30日、準決勝第2試合で大阪桐蔭(大阪)が秀岳館(熊本)を2-1で下し、5年ぶりの決勝進出を決めた。エース・徳山壮磨(3年)が1失点完投した。決勝は第1試合で勝った履正社(大阪)と激突。史上初の大阪勢対決となった。

 大阪桐蔭が息詰まる接戦を制し、決勝への切符を手に入れた。

 序盤は両エースの投げ合いだった。5回まで両校無得点。試合はグラウンド整備後の6回だ。

 大阪桐蔭の先頭、2番・宮崎が秀岳館の左腕・田浦から左翼への二塁打でチャンスメーク。犠打で1死三塁とすると、4番・山本は凡退したが、5番・山田が右前打を放ち、1点を先制した。

 8回には3番・中川が右前打で出塁すると、バントで送って1死二塁から5番・山田が左前打で2打席連続タイムリー。点差を2点に広げた。

 しかし、その裏、先発・徳山が捕まった。1死から1番・半情に左前打を許すと、二盗と内野ゴロで2死三塁。続く3番・木本に左前適時打を打たれ、1点差に迫られた。

 それでも、9回は無失点で締め、振り切った。

 決勝は履正社との大阪勢対決。89回を数える歴史ある大会で史上初となった。敗れた秀岳館は3季連続4強で涙をのんだ。