サッカーオランダ代表は3月28日、イタリア代表と国際親善試合を行い1-2で敗れた。3月に行われた代表戦で2連敗したオランダ。25日にはダニー・ブリント監督の解任も発表され、FIFAワールドカップ(W杯)出場権獲得に暗雲が立ち込めている。20…

サッカーオランダ代表は3月28日、イタリア代表と国際親善試合を行い1-2で敗れた。3月に行われた代表戦で2連敗したオランダ。25日にはダニー・ブリント監督の解任も発表され、FIFAワールドカップ(W杯)出場権獲得に暗雲が立ち込めている。

2016年に行われた欧州選手権(EURO2016)で本戦出場を逃したオランダ。かつては世界に名だたるサッカー大国だったが、近年はモダンサッカーの潮流について行けず育成面で大きく遅れている。ここ何年かはトップレベルの選手を輩出できていない。

オランダサッカー協会は元代表選手のブリント監督にEURO予選途中から指揮を託したが、監督としてはクラブチームを1シーズン率いた経験しかなく、根本的な問題である育成の脆弱さも改善されずでは結果を求めるほうが酷だった。

フレッド・グリム暫定監督は、ブリント監督の解任はチームに衝撃を与えたとイタリア戦後の会見で話した。

「ブリントの解任は選手たちとスタッフに衝撃を与えた。だから昨日は戦術練習は行わなかった。単にゲーム形式の練習やシュートの練習をしたかった。チーム内に活気と楽しみを取り戻すためだ」

練習メニューの変更が功を奏して選手たちにも笑顔が戻ってきたとグリム暫定監督。試合への準備はうまくいったと思うと話している。

ダニー・ブリント 参考画像(c) Getty Images

ダニー・ブリント 参考画像(c) Getty Images