「WTTスターコンテンダードーハ」<9月20~25日>大会4日目の23日、戸上隼輔(明治大学/世界ランク106位)が、カールソン(スウェーデン/同29位)にゲームカウント0-3で敗れ、2回戦で姿を消した。

初戦はドイツのペンドラ・Dang QIUをストレートで下した戸上が、続く2回戦で対戦したのは、スウェーデン代表として東京オリンピックにも出場したカールソン。ヨーロッパ選手らしいパワフルなドライブを得意とするサウスポーの実力者だ。

第1ゲーム、3球目フォアドライブを次々と決めた戸上が6-2とリードするも、中盤からはカールソンも積極的にフォアを振っていき、7-8と逆転を許す。戸上は8-10から4度相手のゲームポイントをしのいだが、12-14でゲームを落とした。

戸上隼輔 Photo:World Table Tennis

第2ゲームも前半で6-3とリードするが、バックハンドの調子が上がらず、10-7から10-10に追いつかれる苦しい展開。10-10でタイムアウトをとったものの、結局11-13でゲームを奪われた。

強烈なチキータレシーブが得意の戸上だが、両サイドに来るカールソンのサーブにうまく対応できずレシーブから攻める展開になかなかできない。一進一退となった第3ゲームも、9-10と先にマッチポイントを握られ、最後は戸上のバックドライブがオーバーして試合終了。上位進出が期待されたものの、格上相手に固さも見られ、力を出し切ることができなかった。

【WTT スターコンテンダー ドーハ】
<男子シングルス2回戦>
戸上隼輔 0-3 カールソン(スウェーデン)
12-14/11-13/9-11