3月28日にFIFAワールドカップ（W杯）ロシア大会アジア最終予選で、日本代表はタイ代表と対戦し4-0で勝利した。だがゲームキャプテンを務めた吉田麻也の口からは、反省と今後の課題が多く出た。香川真司、岡崎慎司、吉田といった従来の代表を引っ張…
3月28日にFIFAワールドカップ（W杯）ロシア大会アジア最終予選で、日本代表はタイ代表と対戦し4-0で勝利した。だがゲームキャプテンを務めた吉田麻也の口からは、反省と今後の課題が多く出た。
香川真司、岡崎慎司、吉田といった従来の代表を引っ張ってきた選手のゴールに、久保裕也の2試合連発もあった日本。サウジアラビアを抜きグループ首位にも躍り出たが、課題を残す戦いぶりに吉田は反省を口にする。
「自分たちのミスで自分たちの首を絞めるような試合になってしまった。プレーしている方も見ている方も、フラストレーションが溜まる試合だったと思う。そういうときに自分がもう少し、うまくチームを引っ張れれば良かったと感じる」
前半の早い時間帯に2-0とリードしたが、そこからチームのリズムが悪くなった。パスを奪われカウンターでゴールに迫られる場面が多くなり、何度も危うい局面を迎えたのは次への課題として残る。
「（ミスが増えたのは）いつも以上にスペースと時間があったことで考えすぎたり、選手同士の距離が悪かったりしたことが要因だと思う。（主導権を握りやすい）こういう試合ではよく起こり得ること。特に前半終了間際ははっきりプレーを切っても良かったと思うし、自分がプレーの方向性をもう少し示せれば良かった」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も試合運びについて、「（経験やコンディションだけではなく）ゲームマネジメントも少し欠けていた」と課題を挙げた。
「あまりにも簡単なパスミスがあった。プレッシャーがかかっているところでデュエルに勝つことを目指していたが、タイの選手も技術があった。私にとっても選手たちにとっても教訓を得られる試合だった」
吉田麻也 参考画像（2015年11月12日）(c) Getty Images
