さすが大物だ。ヤクルト・村上宗隆内野手(21)は19日の広島戦(神宮)初回に右翼席へ今季35号ソロを放ち、通算100本…
さすが大物だ。ヤクルト・村上宗隆内野手(21)は19日の広島戦(神宮)初回に右翼席へ今季35号ソロを放ち、通算100本塁打をマーク。21歳7カ月での到達は、1989年西武・清原和博の21歳9カ月を抜き、プロ野球史上最年少記録となった。
秋晴れとなった神宮の空にメモリアルアーチをかけた。
初回一死、2ボールから広島高橋昂の変化球を捉えると、打った瞬間にそれと分かる打球はヤクルトファンの待つ右翼席へスタンドイン。ゆっくりとダイヤモンドを1周した若き主砲は地元熊本から観戦に訪れた両親の目前での節目の1打をかみしめた。
「両親が見にきていた。僕が打たないと帰れないかなと思ったので、打ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。
プロ4年目にして節目の記録に到達。現在も巨人・岡本と本塁打王争いを繰り広げるなど、球界屈指の長距離砲に成長した裏には何ごとも柔軟に取り組む姿勢が大きい。これまでも多くのプレーヤーを打撃の参考にしてきた中で、今季はエンゼルス・大谷の打法に注目。同じ左打者として、左足の使い方を参考にしながら、いかに強く打球を前に押し込むかを学んだという。
さらに今夏の東京五輪では最年少メンバーとして野球の侍ジャパンでも躍動。大一番となった米国戦でも先制のアーチをかけるなど結果を残したが、舞台裏でもその存在感を発揮していたという。
「打席でのパフォーマンスはもちろん、侍ジャパンのチーム内では不振の鈴木誠(広島)のいじられ役となるなど、誰からもかわいがられていたようです。村上は誰に対しても素直に向き合うから、先輩打者が打撃に関して聞かれても答えてしまう。自然に応援したくなる雰囲気を持っている」(球界OB)
この日のメモリアルアーチには相手チームとして戦う広島・鈴木誠も拍手を送った。自然に備わった「愛され力」がパフォーマンス向上につながっているというのだ。
本拠地で節目の一打を放ったことに「神宮で、ヤクルトファンの前で打てたことはうれしい」と顔をほころばせた。日頃から「とにかくチームを勝たせる打撃をしたい」と意気込む主砲は、目指す優勝に向け、まだまだ暴れまくるつもりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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