【共同通信社杯G2】3日目レポート

2021年9月19日
岐阜競輪G2（3日目）
第37回共同通信社杯

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【10R＝S級準決勝】


新山響平が先頭に立つと、打鐘で嘉永泰斗の九州ラインがスパート。新山マークの佐藤慎太郎は嘉永マークの北津留翼を捌き、新山が嘉永の番手に入る。最終HSから吉田拓矢が仕掛けるが、これに合わせて新山も捲り発進し、吉田は不発。主導権を握った北日本ラインに吉田マークだった平原康多が切り替えていく。直線に入り平原が差し脚を伸ばして抜け出してくるが、中団から大外一気に山口拳矢が追い込んで1着。2着に平原、3着は新山が粘りこんだ。

1着／山口拳矢（S2・岐阜117期）
今回成績：一4・二1・準1
G1・G2優勝：0回
G2決勝進出：2回目（2021年7月サマーナイト以来）

2着／平原康多（SS・埼玉87期）
今回成績：一1・二3・準2
G1優勝：7回
G2優勝：2回（2018年9月共同通信社杯）

3着／新山響平（S1・青森107期）
今回成績：一4・二1・準3
G1・G2優勝：0回
G2決勝進出：初
※ビッグ優出は2016年11月競輪祭G1以来。

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【11R＝S級準決勝】


赤板2コーナー過ぎに郡司浩平が鈴木庸之をおさえて先頭に立つと、打鐘で太田竜馬が仕掛けて、太田－清水裕友の中四国ラインが先手を奪う。郡司は3番手の好位置に入り、鈴木は郡司マークの和田健太郎から番手を奪う。最後の直線に入り清水が番手から抜け出すも、3番手の郡司が鋭く伸びて清水を差し切り1着、清水が2着。最終3コーナー過ぎから和田健太郎は再度内から上がり鈴木と競る中、大外を伸びた杉森輝大が3着に入線した。

1着／郡司浩平（SS・神奈川99期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）
今回成績：一1・二1・準1
G1優勝：2回
G2優勝：2回（2019年9月共同通信社杯）

2着／清水裕友（SS・山口105期）
今回成績：一4・二1・準2
G1優勝：1回
G2優勝：2回（2021年3月ウィナーズカップ）

3着／杉森輝大（S1・茨城103期）
今回成績：一4・二3・準3
G1・G2優勝：0回
G2決勝進出：初（ビッグ初優出）

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【12R＝S級準決勝】


打鐘で眞杉匠が稲川翔を叩いて先行態勢に入り、稲川は3番手で続く。打鐘後2センターから新田祐大がスパートすると、最終HS過ぎに眞杉を捕らえて主導権を奪い返す。新田にマークの守澤、さらに鈴木裕が続いてライン3車が出切る。眞杉も再度巻き返しを図るも、前団には届かず。新田が逃げ切って1着、2着に守澤、3着に鈴木でライン上位独占が決まった。

1着／新田祐大（SS・福島90期）
今回成績：一1・二2・準1
G1優勝：8回
G2優勝：2回（2017年7月サマーナイト）
※共同通信社杯は2014年4月に優勝歴あり。昨年は決勝4着だった。

2着／守澤太志（SS・秋田96期）
今回成績：一1・二3・準2
G1・G2優勝：0回
G2決勝進出：6回目（2021年7月サマーナイト以来）
※共同通信社杯は2017年武雄以来、通算3回目の決勝進出

3着／鈴木裕（S1・千葉92期）
今回成績：一3・二4・準3
G1・G2優勝：0回
G2決勝進出：2回目（2012年4月の共同通信社杯以来）

※G1優勝の（　）は直近の優勝開催

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【最終日・11R＝S級決勝】
1／清水裕友（SS・山口105期）
2／山口拳矢（S2・岐阜117期）
3／新田祐大（SS・福島90期）
4／鈴木裕（S1・千葉92期）
5／守澤太志（SS・秋田96期）
6／杉森輝大（S1・茨城103期）
7／郡司浩平（SS・神奈川99期）
8／新山響平（S1・青森107期）
9／平原康多（SS・埼玉87期）

注目の並びは
新山－新田－守澤
郡司－鈴木
平原－杉森
清水（単騎）
山口（単騎）

まず北日本が3車決勝進出で、決勝は新山を先頭にS班の新田、守澤が後位を固める。南関東勢は郡司浩平に鈴木裕、関東は平原康多に杉森輝大が続く。
清水裕友と山口拳矢はそれぞれ単騎戦を選択した。

新山が3車のアドバンテージを活かして主導権取りなら、新田が番手絶好に抜け出す公算が高いか。だが別ラインもS班3者と実力者揃いで、そう簡単にはいかせないはず。どう策を練ってくるか注目だ。とくに3連勝で勝ち上がってきた郡司浩平は、完全優勝の期待も高まる。
地元地区からただ一人、決勝進出を決めたのは新鋭の山口拳矢。もちろん狙うは優勝のみで、初のビッグレース制覇を目指す。

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最終日は加藤慎平さん、木三原さくらさんの決勝大予想を掲載☆
※予想は20日昼頃に更新予定！

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第37回共同通信社杯G2の決勝！見所はココだ！

【最終日・11R＝S級決勝】
1／清水裕友（SS・山口105期）
2／山口拳矢（S2・岐阜117期）
3／新田祐大（SS・福島90期）
4／鈴木裕（S1・千葉92期）
5／守澤太志（SS・秋田96期）
6／杉森輝大（S1・茨城103期）
7／郡司浩平（SS・神奈川99期）
8／新山響平（S1・青森107期）
9／平原康多（SS・埼玉87期）

・直近の共同通信社杯レポートはこちら
2020年伊東温泉／3日目・最終日
2019年松阪／3日目・最終日
2018年高知／3日目・最終日
2017年武雄／3日目・最終日

・決勝メンバーの共同通信社杯V歴
2019年松阪＝優勝：郡司浩平
2018年高知＝優勝：平原康多
2014年伊東＝優勝：新田祐大
上記以外の6選手は共同通信社杯初優勝、さらに清水を除いた5選手はビッグレース初優勝となる。また、郡司浩平は2010年4月の村上義弘以来となる3人目の完全優勝を目指す。

・岐阜でのグレードレース優勝歴
郡司浩平が2020年9月の開設71周年記念（G3）を優勝
地元からただ1人優出を決めた山口拳矢は、4月の当地F1では完全優勝、2020年11月のF1では準優勝で、その時に優勝したのが守澤太志だった。
ちなみに岐阜でのビッグレースは2011年のオールスターG1以来だが、その開催の準優勝が山口幸二だった。

・新山と新田の連携
昨年11月競輪祭G1の4日目ダイヤモンドレース以来の連携となる。新山－新田の並びだったが、南関東勢との主導権争いに敗れ、新田が巻き返すも3着、新山は9着だった。
直近ではダイヤモンドレース以外で、昨年10月寛仁親王牌の準決勝、8月オールスターのシャイニングスター賞でも連携しており、ともに新田が勝ち星を挙げている。

・新田と守澤の連携相性
決勝では新山の後位で、番手－3番手回りとなる両者。この3車の連携は、昨年10月寛仁親王牌の準決勝以来で、新山が先行して新田が1着、守澤が3着だった。2020年以降で新田の後位に守澤が並んだ時（新田－守澤の並びの時）の成績は、8回連携して、新田が5勝、2着2回。守澤は1勝、2着1回、3着5回。ワンツーは2回で、8月のオールスターの準決勝（守澤が1着）、そして今回の準決勝（新田が1着）。

・郡司と鈴木の連携
鈴木が郡司の後位を回ったのは、今年3月のウィナーズカップ初日。大石剣士－郡司－鈴木の並びで、郡司が2着、鈴木が6着だった。郡司が自力で、鈴木が番手の連携は今年3月の大垣記念G3の準決勝以来で、そのときは郡司が1着、鈴木が5着。ワンツーが決まったのは、昨年7月の弥彦記念G3の準決勝。郡司が1着、鈴木2着の2車単は150円の圧倒的人気だった。

・平原と杉森の連携
連携したのは2019年6月の久留米G3決勝で、関東が杉森を先頭に4車で結束した。杉森が主導権を握り、平原が番手捲りで優勝している（杉森は9着）。また、2019年4月川崎G3の二次予選では今回同様に平原－杉森で連携、平原の捲りを杉森が差し切ってワンツーを決めている。

・山口拳矢の対戦実績
新田祐大とは初対戦。
平原康多とは今回の準決勝で対戦して山口が1着、平原が2着。
郡司浩平とは7月サマーナイトの準決勝で対戦して、山口3着、郡司が4着。それ以前では、7月の福井記念G3決勝、別府記念G3決勝で対戦して、ともに郡司が捲り2着で先着している。
清水裕友とは8月オールスターに二次予選で対戦して山口2着、清水4着。その前のサマーナイト決勝も山口が2着で清水が4着だった。

・獲得賞金ランキング状況
2位：郡司浩平（2月に全日本選抜G1を優勝）
4位：守澤太志　70,534,000円
5位：清水裕友　70,048,000円
7位：平原康多　54,218,400円
13位：山口拳矢　33,201,000円
48位：鈴木裕　20,539,600円
50位圏外：杉森輝大、新田祐大、新山響平

共同通信社杯は優勝賞金が約2,000万円、準優勝でも約1,000万円の獲得となる。13位につける山口拳矢にとっては初のグランプリ出場圏内に入る大チャンス。圏外の3選手も優勝なら残りのビッグレース次第でグランプリを狙える好位置につけられる。なお4位の守澤は10月の出場無し。

決勝の出目データなど共同通信社杯のデータや決勝予想は特設サイトにも掲載！
是非、合わせてご覧ください。