選手は首を振ってアピールしたが… 米ボクシングで中途半端なレフェリングが起きた。18日(日本時間19日)のスーパーバンタム級6回戦でエロン・デ・ヘススがラホン・チャンス(ともに米国)の後ろから攻撃。レフェリーが試合を止めていなかったシーンの…

選手は首を振ってアピールしたが…

 米ボクシングで中途半端なレフェリングが起きた。18日(日本時間19日)のスーパーバンタム級6回戦でエロン・デ・ヘススがラホン・チャンス(ともに米国)の後ろから攻撃。レフェリーが試合を止めていなかったシーンの動画に対し、米ファンから「酷いな」「ジョークだろ」と声が上がっている。

 5回開始20秒頃、チャンスは首を小さく振ってコーナーに下がろうとした。無防備となったところに、ヘススが攻撃。チャンスはたまらず避けようとしたが、相手を背負うような体勢になり、背後から右フックをもらった。レフェリーは慌てて中断。しかし、すぐさま試合を続行させた。

 試合が止まっていない以上、選手は攻撃をするものであり、中断を求めた側も勝手に判断してはいけない。このシーンの動画を公開した米興行大手「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」公式ツイッターは、「チャンスは見えなかったと主張」とつづって紹介した。米ファンからは唖然とした様子の声が集まっている。

「このレフェリー選んだの誰だよ」
「後頭部からのパンチは、才能あるボクサーに視力の問題を引き起こすんだけど…」
「酷いな」
「レフェリーはカウントを始めなかったよね?」
「タイムアウトを宣告してダウンを取って、アディショナルタイムを与えよう」
「ジョークだろ」

 試合はこの後にヘススがダウンを奪ったが、判定はドローとなった。攻勢に出ていただけに、判定結果への不満の声も寄せられていた。(THE ANSWER編集部)