アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)がこの試合唯一のブ…
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)がこの試合唯一のブレークから最大限の実りを引き出し、ニコラ・マウ(フランス)を6-4 7-6 (4)で下して準々決勝に駒を進めた
ベスト8でナダルと合流する者のたちの中には、錦織圭(日清食品)もいる。今年の第2シードで昨年大会の準優勝者でもある錦織は、最終セットで一時リードを奪われながらもひるまず、フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-3 4-6 6-3で退けた。錦織は第3セットの序盤にブレークを許したが、それから最後の6ゲームのうち5ゲームを取って試合を終わらせた。
錦織は準々決勝でファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。フォニーニはドナルド・ヤング(アメリカ)を6-0 6-4で下して勝ち上がった。
ヤングが敗れたことで、準々決勝に進んだアメリカ人はたったひとりとなった。ジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)を6-2 6-1で退けた第13シードのジャック・ソック(アメリカ)だ。そしてソックの次の相手が、ナダルとなる。ソックはこれまで2度あったナダルとの対戦でどちらも敗れているが、それはナダルにとって簡単な試合ではなかった。
第10シードのトーマシュ・ベルディヒ(チェコ)はアドリアン・マナリノ(フランス)を6-3 7-5で下した。ベルディヒの次の相手は第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)だ。
フェデラーは第14シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を7-6(5) 7-6(4)で下して準々決勝進出を決めた。
一方、第1シードのスタン・ワウリンカ(スイス)は第16シードの19歳、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に6-4 2-6 1-6で敗れるという番狂わせの犠牲となった。
ズベレフは次の準々決勝で第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは第8シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を7-6(5) 6-3で倒して勝ち上がった。
この日はワウリンカとフェデラーにとって特別な日だった。ワウリンカはこの日、32度目の誕生日を祝い、フェデラーは最初の「ナダル対フェデラー」の試合が戦われてから13年目の記念日を迎えていたのだ。
当時17歳だったナダルはその日、マイアミ・キービスケーンでフェデラーを6-3 6-3で倒して皆を驚かせた。それが現在進行中である彼らの間の「36対戦」の最初の一歩だった。
準々決勝の顔合わせを整理すると、ドローの上からズベレフ対キリオス、フェデラー対ベルディヒ、ナダル対ソック、フォニーニ対錦織となった。 (C)AP(テニスマガジン)