ラファエル・ナダルは、4月7日から9日にベオグラードのハードコートで行われるデビスカップ・ワールドグループ準々決勝「セルビア対スペイン」戦をスキップし、そこでノバク・ジョコビッチと対戦する機会も逃すことになる。  火曜日に、ス…

 ラファエル・ナダルは、4月7日から9日にベオグラードのハードコートで行われるデビスカップ・ワールドグループ準々決勝「セルビア対スペイン」戦をスキップし、そこでノバク・ジョコビッチと対戦する機会も逃すことになる。  火曜日に、スペインのデ杯キャプテン、コンチータ・マルチネスが発表したチームのメンバーにナダルの名前はなかった。彼の欠場理由の説明もなかった。  一方、セルビアのプレーヤー兼キャプテンであるネナド・ジモニッチは、この対戦でジョコビッチがプレーすることになると言った。ジョコビッチは昨年の全仏オープン優勝以降、ある種のスランプに陥り、世界1位の座を失っていた。  肘の故障のため今週行われている「マイアミ・オープン」(ATP1000)の出場を取り消したジョコビッチだが、このデ杯からプレーに戻ることになる。

 セルビア・チームのそのほかのメンバーは、ビクトル・トロイツキとドゥサン・ラヨビッチだ。  スペインはナダルのほかに、ランキングで言えばスペイン・ナンバー2のロベルト・バウティスタ アグートも欠くことになる。今回のスペインのトップランク・プレーヤーは19位のパブロ・カレーニョ ブスタで、続いてアルベルト・ラモス ビノラス、マルセル・グラノイェレス、そしてダブル・スペシャリストのマルク・ロペスが名を連ねた。  デ杯優勝歴5回のスペインは、2012年以来の準決勝進出を目指している。  ナダルは、全豪オープン決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に対する5セットの激戦に敗れたあと、過度の疲労を理由に先月の対クロアチアのデ杯1回戦を欠場していた。手首の故障による4ヵ月の休止のあと、急激に非常に多くの試合をプレーしたため休息をとるべきだと医師にすすめられたからだという。  世界7位のナダルは、今週のマイアミ・オープンで準々決勝に進んでいる。  やはりマイアミで4回戦に駒を進めたバウティスタ アグートだが、2週間前のインディアンウェルズ(ATP1000)では、腹筋の故障のため棄権を余儀なくされていた。(C)AP