スーパー耐久シリーズ2021年第5戦にて、トヨタの記者会見会場で、ルマン24時間優勝、準優勝ドライバーに対してそれぞれ金・銀メダルが授与された。小林可夢偉選手が金メダル、中島一貴選手が銀メダルだ。今シーズンのスーパー耐久において、トヨタは「…

スーパー耐久シリーズ2021年第5戦にて、トヨタの記者会見会場で、ルマン24時間優勝、準優勝ドライバーに対してそれぞれ金・銀メダルが授与された。小林可夢偉選手が金メダル、中島一貴選手が銀メダルだ。

今シーズンのスーパー耐久において、トヨタは「水素カローラ」を走らせており、豊田章男社長とGRカンパニーの佐藤恒治プレジデントが毎戦会見し、水素を使ったレーシングカーを走らせる意図や、レーシングカーの性能について説明している。

18日の質疑応答で豊田社長に対し、今年はルマン24時間をはじめ、世界のレースで日本車や日本人、日本メーカーが関係するチームが優勝しており、モータースポーツでは歴史的な年となっており、どう思うか質問があった。

豊田社長は、「今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されたこともあり、トヨタアスリートも多く活躍をした。そのトヨタアスリートといえば、今年のルマン24時間で連覇を果たした中島一貴選手と、今年悲願の優勝を果たした小林可夢偉選手に対して、オリンピックイヤーということもあり、メダルを授与したい」として、急遽メダル授与式が行われた。

モータースポーツにおいては、ドライバーやチームに対してトロフィの授与はあるが、メダルの授与は珍しく、小林可夢偉選手も「メダルを貰ったことが無いから、どう持ったら良いか分からない」と笑顔ながらちょっと困惑していた。

その後豊田社長は「今年がたまたまオリンピックだったのでメダルを作っただけなので、来年もメダルがあるとは限らない。でも来年も優勝してください」と激励していた。

また、「五輪は開催がOKで4輪や2輪の国際大会が日本で開催されない。モータースポーツも同じスポーツなのに」と不満も漏らしていた。