第89回選抜高校野球は29日、準々決勝を迎え、第1試合で昨秋の明治神宮大会優勝の履正社(大阪)が8-1で盛岡大付(岩手)を破り、3年ぶりのベスト4進出を決めた。履正社先発のエース右腕竹田が6回まで完全投球という見事なマウンド。打っても2点タ…

第89回選抜高校野球は29日、準々決勝を迎え、第1試合で昨秋の明治神宮大会優勝の履正社(大阪)が8-1で盛岡大付(岩手)を破り、3年ぶりのベスト4進出を決めた。履正社先発のエース右腕竹田が6回まで完全投球という見事なマウンド。打っても2点タイムリーを放つなど活躍した。

■履正社エース竹田が投打で活躍、盛岡大付4強入りならず東北勢敗退

 第89回選抜高校野球は29日、準々決勝を迎え、第1試合で昨秋の明治神宮大会優勝の履正社(大阪)が8-1で盛岡大付(岩手)を破り、3年ぶりのベスト4進出を決めた。履正社先発のエース右腕竹田が6回まで完全投球という見事なマウンド。打っても2点タイムリーを放つなど活躍した。

 序盤は竹田と相手左腕・三浦瑞の投げ合いとなった。試合が動いたのは5回。履正社は2死から2番の溝辺が安打で出塁すると、続く安田の打球を盛岡大付の二塁手・小林が失策。その後、満塁となり、三浦の暴投で1点を先取。続く竹田が三塁線を破る2点タイムリーを放ち、追加点。筒井も2点二塁打を放ち、一挙5得点を奪い、突き放した。主砲の安田も3安打と復調し、打線は計13安打で8点の猛攻を見せた。

 投げては竹田が9回1失点の好投。7回先頭の植田に本塁打を浴びるまで走者を1人も出さなかった。初戦の日大三(東京)から3試合連続完投勝利となった。

 盛岡大付は初の8強進出も4強を前に力尽きた。これで東北勢が敗退し、優勝旗の白河越えはならなかった。