エンゼルス・大谷翔平投手(27)が苦しんでいる。15日(日本時間16日)に敵地で行われたホワイトソックス戦に「2番・D…

 エンゼルス・大谷翔平投手(27)が苦しんでいる。15日(日本時間16日)に敵地で行われたホワイトソックス戦に「2番・DH」で先発。左腕のカイケル相手に初回の第1打席は空振り三振。第2打席も初球をひっかけて一ゴロ、第3打席は二ゴロ、7回先頭となった第4打席も遊ゴロとなかなか打球が上がらない。第5打席も外のスライダーを振らされて空振り三振に倒れた。この日は5打数無安打2三振、期待された一発は出なかった。

【動画】登板試合で44号を放った大谷


 

 
 そして注目を集める本塁打王争いはライバルたちが猛烈に追い上げを見せている。45号をマークしているゲレーロJr.(ブルージェイズ)には一発は出なかったが、ペレス(ロイヤルズ)には2試合連発となる一発が出てこれで大谷と並ぶ44号をマーク。トップのゲレーロJr.に1本差と迫るなど、勢いは増している。大谷にとっては目指す本塁打王に黄信号がともり始めた。

 それほど、現在の大谷の不振は深刻だ。前日の試合は3三振。特に左腕フライ相手となった第5打席は3球三振。最後は外角低めの変化球に態勢を崩されて、空振り三振となり、苦悩の表情を浮かべる場面も。この日も2三振を喫し、バットとボールの間が大きく空いている場面がしばしば見られるなど、状態が心配されている。

 

 現在の大谷の状態についてマドン監督は2つのポイントを挙げて解説する。一つ目は「ストライクゾーンを整理すること」。最近は初球から積極的に振りにいっているが、ストライクゾーン以外のボールに手を出している場面も目立つ。この原因としては「引っ張りすぎていて、ストライクゾーン外の球にも手を出してしまっている。ストライクゾーンを再整理することは大事なことだ」と語る。好球必打は野球の基本でもあるが、その点が崩れてしまっていると指摘する。

 

 

 さらにはこのところ、同氏がずっと指摘を続けているのが「もっとセンター方向を意識すること」。元々広角に打てることで知られる大谷だが、特にオールスターブレイク後の打球は右方向が多くなってしまっている。不振も影響して、強引に引っ張る姿勢が目立つとあって、センター方向を意識しろというのだ。

 いずれも野球を行う上では「基本のキ」ともいえることだが、そう言わざるをえないほど、裏を返せば大谷が打撃の調子を崩している証拠ともいえる。

 この日はアメリカの雑誌「タイム」が2021年の「世界で最も影響力のある100人」を発表。テニスの大坂なおみ、建築家の隈研吾氏と共に選ばれた。同誌の中で「ベーブ・ルースですらできなかったことをやっている」とたたえられた大谷。前人未踏の二刀流フルシーズン、今季も何度となく訪れたスランプを乗り越えてきた。残り17試合、17日(同18日)からは本拠地での10連戦を控える。慣れ親しんだ「ホーム」での復活を期待したい。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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