「全米オープン」が終わって約2週間後には、トップ選手たちが2チームに分か…
「全米オープン」が終わって約2週間後には、トップ選手たちが2チームに分かれて戦う「レーバー・カップ」が始まる。その後に予定されていた中国や日本での大会が中止となってしまった代わりに、3月から延期になっていた「ATP/WTA1000 インディアンウェルズ」が、10月に開催されることとなった。【ハイライト動画】ノバク・ジョコビッチ vs ダニール・メドベージェフ/全米オープンテニス2021 決勝
<9・10月の大会カレンダー>
男子
9月20日~9月26日 「ATP250 ヌルスルタン」
9月20日~9月26日 「ATP250 メッス」
9月24日~9月26日 「レーバー・カップ」
9月27日~10月3日 「ATP250 サンディエゴ」
9月27日~10月3日 「ATP250 ソフィア」
10月7日~10月17日 「ATP1000 インディアンウェルズ」
10月18日~10月24日 「ATP250 モスクワ」
10月18日~10月24日 「ATP250 アントワープ」
10月25日~10月31日 「ATP250 サンクトペテルブルク」
10月25日~10月31日 「ATP500 ウィーン」
女子
9月13日~9月19日 「WTA250 ルクセンブルク」
9月13日~9月19日 「WTA250 ポルトロシュ」
9月20日~9月26日 「WTA250 ソウル」
9月20日~9月26日 「WTA500 オストラバ」
9月27日~10月3日 「WTA500 シカゴ」
9月27日~10月2日 「WTA250 ヌルスルタン」
10月6日~10月17日 「WTA1000 インディアンウェルズ」
10月11日~10月17日 「WTA250 リンツ」
10月18日~10月24日 「WTA250 テネリフェ」
10月18日~10月24日 「WTA500 モスクワ」
10月25日~10月31日 「WTA250 クールマイヨール」
10月25日~10月31日 「WTA250 クルジュ ナポカ」
「レーバー・カップ」(アメリカ・ボストン/9月24日~9月26日/室内ハードコート)
ロジャー・フェデラー(スイス)のマネジメント会社TEAM8が2017年に設立した大会で、毎年フェデラーやラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)といった大スター選手らが出場していたが、今年は彼らは出場しない。とはいえ今年も、トップのスター選手たちが出場することに変わりはない。通常のトーナメントとは違い、選手らはチーム・ヨーロッパとチーム・ワールドに分かれて戦うチーム戦。毎日シングルス3試合とダブルス1試合が3日間行われるが、初日は勝利1つが1ポイント、2日目は2ポイント、最終日は3ポイントとなり、合計ポイントの多いチームの勝利となる。
今年もチーム・ヨーロッパのキャプテンはビヨン・ボルグ(スウェーデン)。出場が決まっている選手は、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、キャスパー・ルード(ノルウェー)の6名。
チーム・ワールドのキャプテンはジョン・マッケンロー(アメリカ)。選手はデニス・シャポバロフ(カナダ)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、ライリー・オペルカ(アメリカ)、ジョン・イズナー(アメリカ)、ニック・キリオス(オーストラリア)の出場が決まっている。
豪華なメンバーがチームとして戦い、フェデラーとナダル、ナダルとチチパスといった、通常見ることのできないダブルスペアを目にすることができるのも、この大会の大きな魅力となっている。
「ATP/WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/10月6日~10月17日/ハードコート)
毎年3月に開催され、2018年に大坂なおみ(日本/日清食品)がツアー初優勝を遂げて一躍注目された大会だ。昨年はパンデミックのため中止、今年は延期でこの時期の開催となった。
本戦出場者は男女シングルス各96名、ダブルスは男女各32組。スタジアム1は世界で3番目に大きいテニススタジアムで、収容人数は16,102人。ちなみに最大は「全米オープン」のセンターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムで、収容人数23,771人。第2位は昨年まで「Nitto ATPファイナルズ」が行われていたロンドンのO2アリーナで、17,500人収容となっている。
男子が得られるランキングポイントは、優勝1000ポイント、準優勝600、準決勝進出360、準々決勝180、4回戦90、3回戦45、2回戦10ポイント。女子のランキングポイントは優勝1000ポイント、準優勝650、準決勝390、準々決勝215、4回戦120、3回戦65、2回戦35、1回戦10ポイント。
優勝賞金など詳細はまだ発表されていないが、WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、女子の賞金総額は876万1,725ドル(約9億6,694万円)。男女共催であっても男女の賞金額が違う大会もあるが、インディアンウェルズは男女の賞金は同額である。
最後に開催された2019年大会では、男子の優勝者はドミニク・ティーム(オーストリア)、女子の優勝者はビアンカ・アンドレスク(カナダ)だった。アンドレスクはノーシードで勝ち上がり、決勝では第8シードだったアンジェリック・ケルバー(ドイツ)をフルセットで破って優勝。そして前年の大坂と同じく、その年の「全米オープン」で初優勝を遂げたのだ。
9月9日時点でのエントリーは、男子の上位シードではジョコビッチ、メドベージェフ、チチパス、ズベレフ、ルブレフ、ベレッティーニ、シャポバロフ、ルードら。そして錦織圭(日本/日清食品)、西岡良仁(日本/ミキハウス)、「全米オープン」で活躍したカルロス・アルカラス(スペイン)やロイド・ハリス(南アフリカ)も名を連ねている。
女子の上位シードではアシュリー・バーティ(オーストラリア)、アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、大坂、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、アンドレスク、イガ・シフィオンテク(ポーランド)ら、そして日比野菜緒(日本/ブラス)、「全米オープン」で躍進したレイラ・フェルナンデス(カナダ)らがエントリーしている。
ビッグ3不在の「レーバー・カップ」や、3月から10月に時を移して開催されるインディアンウェルズ大会。スケジュールの調整や、例年との気温や天候の違いなど、選手たちも戸惑うことも多いかもしれない。だが1年7ヶ月も待たされたインディアンウェルズ近郊のテニスファンたちには、待ちに待った嬉しい大会開幕となることだろう。
※為替レートは2021年9月8日時点
(テニスデイリー編集部)
※写真は2018年「BNPパリバ・オープン」(インディアンウェルズ)で優勝した大坂なおみ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)