故障から必死のリハビリで5月に復帰「痛みなくなってきた」 女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の最終ラウンド(R)が12日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。44歳の大山志保(…

故障から必死のリハビリで5月に復帰「痛みなくなってきた」

 女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の最終ラウンド(R)が12日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。44歳の大山志保(大和ハウス工業)は、5バーディー、2ボギーの69で通算14アンダー。22歳の稲見萌寧(都築電気)、19歳の西郷真央(大東建託)に続く3位に入り「まだまだ上を目指せる」と目を輝かせた。

 大山は会見で正直な思いを口にした。「今日はうれしい気持ちと悔しい気持ちと半分半分です」。1番からバーディーを奪い、前半は稲見、西郷とのマッチレースを続けた。ドライバーの飛距離でも2人に負けず、7、8番ではロングパットを決めて連続バーディー。優勝の可能性を大いに感じさせた。しかし、9番パー5では第2打を池に入れ、これが稲見の独走を許すきっかけになった。

「9番は、フェードを打とうと思ったら、体が起き上がってしまいました。ただ、すごく収穫の多い1週間でした。まだまだいいショットが打てるし、上を目指せるなと感じました。このコースが成長させてくれました」

 今季は2020年11月の大王製紙エリエールレディース後、左鎖骨付近に痛みを感じ、長くツアーを離れた。必死のリハビリで、今年5月末のリゾートトラストレディスからツアー復帰。7月以降は「鎖骨の痛みもなくなってきた」といい、今大会で得た1400万円で賞金ランクはシード権内の42位に浮上した。

 しかし、これで安心することない。大山は「プロである限りは優勝を目指していきたいです。(最終組で回った)稲見さんも、西郷さんも本当にすごいと思いましたし、刺激をもらいましたので、ここからまた頑張っていきます」と言葉に力を込めた。(THE ANSWER編集部)