9月12日、中京競馬場でGⅡセントウルS(芝1200m)が行なわれる。 このレースは、今年は10月3日に開催されるGⅠ…
9月12日、中京競馬場でGⅡセントウルS(芝1200m)が行なわれる。
このレースは、今年は10月3日に開催されるGⅠスプリンターズS(中山/芝1200m)の最重要ステップレース。通常は阪神の芝1200mで行なわれているが、京都競馬場改修の影響で、昨年に続き6回目の中京開催となる。

直近の重賞3戦で2着と惜しいレースが続いているカレンモエ
昨年の勝ち馬ダノンスマッシュは、続くGⅠスプリンターズSで2着に入り、香港スプリント(芝1200m)でGⅠ初制覇。今年もGⅠ高松宮記念(中京/芝1200m)を勝利し、現役のトップスプリンターとして大活躍している。同馬は今年、スプリンターズSに直行するが、今年のセントウルSも強力なメンバーが揃っており、見逃せない一戦になりそうだ。
この「中京/芝1200m」で圧倒的な成績を残しているのが、ロードカナロア産駒。ロードカナロア自身、このコースで行なわれた高松宮記念の勝ち馬であり、産駒は前述のダノンスマッシュが重賞2勝。今年はレイハリアも重賞の葵Sを勝利している。
中京競馬場が改修され、リニューアルオープンした2012年以降の1200mの種牡馬別成績を見ると、ロードカナロアは2018年7月の初出走からわずか3年で、ディープインパクトに並ぶ15勝を記録。ディープインパクトは131戦、ロードカナロアは68戦での数字で、勝率は22.1%と、ディープインパクトのほぼ倍の数字を残している。
今年もロードカナロア産駒は3頭がエントリーしているが、注目はカレンモエ(牝5歳/栗東・安田隆行厩舎)。
デビューから11戦連続で1番人気になり続けている素質馬だが、ここ3走はGⅢ京阪杯(阪神/芝1200m)、GⅢオーシャンS(中山/芝1200m)、GⅢ函館スプリントS(札幌/芝1200m)と3連続で2着に惜敗している。中京/芝1200mでは、昨年9月の長篠S(3勝クラス)に出走し、3番手追走から2着に1馬身1/4差をつける完勝。相性がいいコースだ。
血統的にも魅力十分で、母カレンチャンはGⅠスプリンターズS、GⅠ高松宮記念を勝った2011年のJRA賞最優秀短距離馬。安田隆行調教師は父も母も管理しており、カレンモエにかける思いも強いだろう。同じく同厩舎の、ダノンスマッシュの強力なライバルとなるような走りを期待したい。
まだ2世代しか出走していないのでデータは少ないものの、この中京/芝1200mで7戦2勝と好成績を残しているのがモーリス産駒。今回は2頭が出走してくるが、筆者はピクシーナイト(牡3歳/栗東・音無秀孝厩舎)を推したい。
同馬は1600mのGⅢシンザン記念、1400mの新馬戦と、中京では2戦2勝。初の芝1200mの出走となった前走のGⅢCBC賞(小倉)では、JRAレコードが出るスピード決着ながら、勝ち馬から0秒1差の1分06秒1と好時計を記録して2着に入っている。
血統を見ると、母の父キングヘイローが高松宮記念の勝ち馬で、祖母の父は名スプリンターのサクラバクシンオー。キングヘイローは父として、スプリンターズSや高松宮記念を勝ったローレルゲレイロを出し、サクラバクシンオーもショウナンカンプ、ビッグアーサーと2頭の高松宮記念勝ち馬を出している。中京/芝1200mはピッタリの血統と言えるだろう。
以上、今年のセントウルSは優秀なスプリンター血統の持ち主であるカレンモエ、ピクシーナイトの2頭に期待する。