4歳下の妹・侑来さんもキャディーでサポート 女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第2ラウンド(R)が10日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。今季トップ10入りのない木戸愛(…

4歳下の妹・侑来さんもキャディーでサポート

 女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第2ラウンド(R)が10日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。今季トップ10入りのない木戸愛(ゼンリン)が、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算8アンダーにスコアを伸ばした。ホールアウト時点では3位タイ。2019年に9年間守った賞金シード権を失った31歳は、父でプロレスラー木戸修と4歳下の妹・侑来(ゆきな)さんのサポートが復調の力になったことを明かした。

 最終18番パー4。木戸は下り2.5メートルのパーパットを決めると、キャディーの侑来さんと笑みを交わした。16番までに5バーディーも、17番はボギー。ナイスパットで連続ボギーを回避し、トップスタートで朝6時30分からのラウンドを気持ち良く終えた。

「今日はいいショット、パットが出ていました。昨日、父から『ゴルフは良くなっている。冷静にやり切ればいい』と言ってもらい、妹と取り組んできたパッティング練習の成果が出てきました。(家族に)力をもらえて幸せです」

 無観客試合で父の姿はコースにないが、プロゴルファーのキャリアを重ねてきた侑来さんはいったん競技を離れ、帯同してくれている。自身は昨季から不振で、今季はトップ10入りもないが、「良くなることだけ考えている」とし、2週前から妹と「パッティングの出玉が良くなる練習を重ねてきました」と明かした。

「80センチ先に器具(ピン)を置いて、それに当てる練習をしてきました。夢中になると1時間くらいやっています。部屋の中でも」

 勝利は、初優勝を飾った12年シーズン以来、9年遠ざかっている。予選を終えての好成績については「予想していませんでした」と言うが、「目の前のボールをどうするかばかりを考えていたことが良かったと思います」。残り2日も欲張らず、1打に集中していく。(THE ANSWER編集部)