アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)はコートに入るやいなや、2年ぶ…

 アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)はコートに入るやいなや、2年ぶりの0-6というスコアで、あっという間に第1セットを落とした。

 彼はそこから奮起して、0-6 6-2 6-3でフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を倒すのだが、この大逆転勝利は大会の早いラウンドにしては常軌を逸していると言えるほど、大いにナダルを高揚させた。

 試合を勝利で終わらせたとき、スタジアムの観客の大歓声の中で、ナダルはアッパーカットの仕草で拳を突き上げ、背をそらし空に向かって雄叫びをあげた。

 「今日はあんなふうにカムバックでき、素晴らしい気分だった」とナダルは言った。「彼はすべてをうまくやっていたが、僕は第2、第3セットで素晴らしいプレーをしたと思う」。

 ナダルはキャリア1000試合目を勝利で飾り、成績を822勝178敗に向上させた。

 14度グランドスラムで優勝しているナダルは、ここマイアミ・キービスケーンでまだ優勝がなく、4度準優勝している。

 月曜日にはもうひとりのチャンピオン、18度グランドスラムで優勝しているロジャー・フェデラー(スイス)と2009年に全米で優勝しているフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)の、グランドスラム・チャンピオン同士の大一番が組まれている。(C)AP