【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・9/4 札幌2歳S(GIII・札…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・9/4 札幌2歳S(GIII・札幌・芝1800m)
外をまくって進出したジオグリフが直線で2着以下を4馬身引き離し、1番人気に応えました。
父ドレフォンはアメリカのチャンピオンスプリンターに選出された快速馬。現2歳世代が初年度産駒で、この勝利によってファーストシーズンサイアーランキングだけでなく、全種牡馬が対象の2歳種牡馬ランキングでも首位に立ちました。
母アロマティコはエリザベス女王杯3着馬。3代母アンデスレディーのファミリーからは、長距離路線で活躍したアルバートや、兄弟で重賞を勝ったサンバレンティンとインティライミなど、多くの活躍馬が出ています。
前走、東京芝1800mの新馬戦を勝った際、ラスト5ハロンのラップが「57秒3」と、同距離の新馬戦史上最速のラップを計時しました。芝中距離の新馬戦は十中八九、スローペースで展開するものですが、いかに遅い流れであろうと、ラスト5ハロンが59秒を切ることは稀で、年間2〜3レースしかありません。まして、これまでの記録を0秒9も更新する57秒3は尋常でないタイムです。
ジオグリフは非凡な実力の一端を新馬戦で披露したわけですが、2戦目に重賞を圧勝したことで、それをあらためて示したといえるでしょう。
ドレフォン産駒は基本的にはダート向きですが、配合次第では芝向きの仔も出し、距離の融通性もあります。テンから飛ばしていく快速型の産駒は意外に少なく、現状、1700〜1800mの成績が良好です。
ジオグリフ自身、2000mまでは問題なさそうです。軽いノド鳴り持ちなので、それが悪化しなければ前途洋々です。
◆今週の血統注目馬は?
・9/11 ムーンライトH(3勝クラス・中京・芝2200m)
中京芝2200mと相性のいい種牡馬はエピファネイア。まだ出走回数は17回と少ないのですが、5勝、2着1回、3着2回という好成績。勝率29.4%、連対率35.3%、複勝率47.1%という数字は優秀です。
当レースにはタイセイシリウスが登録しています。2走前に当コースで行われた一宮特別を快勝。昇級初戦の前走は6着と敗れましたが、得意コースに戻る今回はいいところがありそうです。
(文=栗山求)