クライミングW杯2021が9月3日(金)〜9月4日(土)に開催され、リード種目最終戦となる第5戦決勝は現地時間4日にスロベニア・クラーニで行われた。日本男子勢では2010年からW杯に出場している28歳の樋口純裕が悲願のW杯初優勝を決めた。J…

クライミングW杯2021が9月3日(金)〜9月4日(土)に開催され、リード種目最終戦となる第5戦決勝は現地時間4日にスロベニア・クラーニで行われた。日本男子勢では2010年からW杯に出場している28歳の樋口純裕が悲願のW杯初優勝を決めた。


Jan Virt/IFSC

オリンピック後で最初のW杯となった今大会では、男子準決勝を樋口が首位通過し、吉田智音、百合草碧皇の2人が初の決勝行きを決めた。決勝では、先頭のドメン・スコフィッチ(スロベニア)が記録した高度31+に6番手のセバスチャン・ハレンケ(ドイツ)、7番手のルカ・ポトカ(スロベニア)が同高度に到達する。

最後に登場した樋口は、抜群の保持力で下部をクリアし、中盤の他3選手が止め切れなかったポイントを捉えた。最終的には37まで高度を伸ばして優勝を決めた。


Jan Virt/IFSC

2010年からW杯に出場している28歳の樋口はこれが悲願の初優勝となり、年間ランキングも5位から3位にランクを上げた。吉田は6位、百合草は8位という結果でW杯を終えた。年間優勝には28歳のベテラン、ステファノ・ギソルフィ(イタリア)が輝いた。

女子では日本人選手から入賞者は出なかったものの、谷井菜月が8位で準決勝を突破した。女子優勝は東京五輪金メダリストのヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)。自国で今季3勝目を挙げ、年間ランキングでも4位からの大逆転で4度目の年間優勝に輝いた。

大会結果

[男子]
1位:樋口 純裕(JPN)
2位:ルカ・ポトカ(SLO)
3位:セバスチャン・ハレンケ(GER)
4位:ドメン・スコフィッチ(SLO)
5位:フェディル・サモイロフ(UKR)
6位:吉田 智音(JPN)
7位:ミラン・プレスカー(SLO)
8位:百合草 碧皇(JPN)

[女子]
1位:ヤンヤ・ガンブレット(SLO)
2位:ソ・チェヒョン(KOR)
3位:ナタリア・グロスマン(USA)
4位:ラウラ・ロゴラ(ITA)
5位:ヴィータ・ルーカン(SLO)
6位:ルチカ・ラコヴェッチ(SLO)
7位:ディナーラ・ファクリディノワ(RUS)
8位:谷井 菜月(JPN)

W杯リード年間ランキング

[男子]
1位:ステファノ・ギソルフィ(ITA)
2位:ショーン・ベイリー(USA)
3位:樋口 純裕(JPN)
4位:ルカ・ポトカ(SLO)
5位:サッシャ・レーマン(SUI)

[女子]
1位:ヤンヤ・ガンブレット(SLO)
2位:ナタリア・グロスマン(USA)
3位:ラウラ・ロゴラ(ITA)
4位:ヴィータ・ルーカン(SLO)
5位:ルチカ・ラコヴェッチ(SLO)

大会概要

開催地:クラーニ(スロベニア)
開催日程:2021年9月3日(金)〜9月4日(土)
開催種目:リード

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