「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第22シードの…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第22シードのライリー・オペルカ(アメリカ)が規定に反するバッグを持ち込んだとして高額の罰金を科せられた。ロイター通信など複数のメディアが報じている。【実際の投稿】オペルカ、問題のバッグが写った画像を添えてUSTAを揶揄【全米オープン特設ページ】ドロー表、無料配信、練習や記者会見の映像も!

世界ランキング24位のオペルカは、1回戦で世界76位のクォン・スンウ(韓国)、2回戦で世界60位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、3回戦で世界39位のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)相手にすべてストレート勝ちを収め、自身初となるグランドスラム4回進出を果たした。

順調に勝ち上がっているオペルカだが、2回戦で持ち込んだトートバッグが規定に反したとして、アメリカテニス協会(USTA)から今大会ここまでの最高額となる1万ドル(約110万円)の罰金を科せられたことが明らかに。目を惹くピンク色のトートバッグに黒で書かれたベルギーのアートギャラリー名が、ルールブックに記載されている4インチ(約10cm)四方以内というロゴの基準を超えていたという。3回戦の後、オペルカはこの罰金処分に対して不満を露にした。

「ロゴの大きさをちゃんと測るべきだったと主審に言われたんだ。別のバッグのことを言っているのかと思ったよ。あのロゴは特注で入れてもらったもので、実際に測ってみたら確かに大き過ぎた。このバッグは“全仏オープン”では使っていなかったけど、あんなに大きなロゴになるはずじゃなかったんだ。ヨーロッパで注文したから、きっとうまく伝わらなくて間違って作られてしまったんだろう。主審からは、大き過ぎるから(ロゴの付いている)側を隠すように言われたよ」

「どっちにしても、僕の仕事は試合に勝つことだ。こんなことよりもっと大事なことを抱えている。ロゴの大きさを測るのは僕の仕事だと主審に言われたけど、それは違う。そんなのは僕の仕事じゃない。僕の仕事はバシラシビリを倒してグランドスラムの4回戦に進むことだ」

他の選手がもっと酷い行為を見逃されたり、より少ない罰金で済んだりしているのに対してこれは「ちょっと厳し過ぎる」と話すオペルカ。「僕自身、ラケットを膝の上で折ったことがあるけど、それには1ドルたりとも罰金が科せられなかった。それなのにピンクのバッグで1万ドルだって?バカげてる。どうせならそのお金を寄付してもらいたいね。アメリカではここ数週間で悲惨なことが結構あったから。僕から取った1万ドルは大企業なんかに渡らないでほしいよ」と不満を口にしている。オペルカはさらにTwitterで「今年はチケットの売れ行きが悪いんだろうな」と綴り、USTAを揶揄した。

米New York Times紙のテニスライターであるベン・ローゼンバーグ氏が、ルールブックの該当箇所を添えて本件をTwitterで報じているのだが、オペルカは大会関係者からではなく、同氏のツイートで初めて自分に今大会最高額の罰金が科せられたことを知ったという。「彼らから直接知らされなかったなんて、なおさら滑稽だ」とコメントしている。

現在開催中の「全米オープン」男子シングルスでは、オペルカのほか、世界50位のフランシス・ティアフォー、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する世界99位のジェンソン・ブルックスビーという3人のアメリカ人選手が4回戦へ勝ち進んだ。そのうち、ティアフォーは5日に行われた準々決勝で敗れてしまったが、オペルカはベスト8をかけて世界46位のロイド・ハリス(南アフリカ)と対戦する。

※為替レートは2021年9月6日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのオペルカ

(Photo by Elsa/Getty Images)