元世界ランキング3位のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)がツアーの感触を少しでも取り戻そうと、「全米オープ…
元世界ランキング3位のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)がツアーの感触を少しでも取り戻そうと、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)の会場で練習することが明らかとなった。伊ニュースサイト UBI Tennisが報じている。【実際の投稿】フロリダのコートで練習するデル ポトロ
2009年の「全米オープン」で唯一のグランドスラム優勝を飾ったデル ポトロは、2年前に右足の膝蓋骨を骨折して以来、ツアーから離脱中。今年の3月には膝に4度目の手術を受け、復活に向けて懸命なリハビリに励んでいる。
現在32歳のデル ポトロは「全米オープン」のビリー・ジーン・テニスセンターでトレーニングを行い、テニス界のレジェンド、ジョン・マッケンロー(アメリカ)とも練習することがわかっている。このニュースを最初に報じたジャーナリストのセバスチャン・トロック氏によれば、大会を開催中のグランドスラムの会場を訪れることで、再びツアーの空気を肌で感じたいとデル ポトロは考えているという。
「デル ポトロは“全米オープン”の素晴らしい雰囲気の中でエネルギーを補給するとともに自分の力を発揮して、少しずつでもツアーの一員としての自覚を取り戻したいと考えているようだ。だからこそ、彼は2009年にロジャー・フェデラー(スイス)との歴史的な決勝を制して優勝を飾ったフラッシング・メドウズのハードコートに戻ることを決めたんだ」
トロック氏はデル ポトロのコンディションについても触れた。
「手術した膝にはまだ違和感があるようだけど、彼は健康だ。(2018年まで“ATP1000 マイアミ”の会場となっていたフロリダの)キービスケーンではトレーニングの負荷を上げて、何人かのジュニア選手とも練習している。デル ポトロの目標は進化し続けることで、2022年の“全豪オープン”か“ATP250 デルレイビーチ”でツアーに復帰したいと考えているはずだ」
デル ポトロは先週、フロリダのテニスコートで練習している画像をInstagramに2枚アップしていた。その後、本人は次の火曜日に「全米オープン」会場を訪れることを告知。
「“全米オープン”に行くぞ!!! これからニューヨークに向かい、火曜には会場を訪れることをお知らせするよ。僕にとって特別なものになるだろう。あそこでは素晴らしい時を過ごして、素敵な思い出がたくさんあるからね」
デル ポトロは12年前の「全米オープン」で優勝したほか、3年前の2018年大会でも決勝に進んだが、この時はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。22ものタイトルを手にし、獲得した賞金は2500万ドル(約27億5000万円)以上と、アルゼンチンのテニス選手として最高額に上る。だが怪我に苦しみ、膝を4回、右手首を3回、左手首を1回と、合わせて8回の手術を受けてきた。
6月、デル ポトロは自身の状況について「目標に辿り着けていないのは苛立つし悲しいけど、努力しないのはもっと嫌なんだ。だから僕はまた頑張るよ」と述べていた。
彼のダイナミックなプレーを再び目にする日に、また一歩近づいたのかもしれない。
※為替レートは2021年9月5日時点
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP250 デルレイビーチ」でのデル ポトロ
(Photo by Peter Staples/ATP World Tour)