アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)が“悲惨な”スター…
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)が“悲惨な”スタートを克服し、0-6 6-2 6-3で第26シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を倒した。
この逆転勝ちは大会の早いラウンドにしては珍しく、ナダルを大いに高揚させた。試合を勝利で終わらせたとき、ナダルはアッパーカットの仕草で拳を突き上げ、スタジアムの観客の大歓声の中で背をそらし空に向かって雄叫びをあげた。
ナダルはここマイアミ・キービスケーンで4度準優勝しているが、優勝は一度もない。それはおそらく、14度グランドスラム大会を制したナダルの履歴書の中で、もっとも目につく欠落だろう。
第2シードの錦織圭(日清食品)は第25シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を7-6(2) 6-7(5) 6-1で下して4回戦に駒を進めた。
一方、第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は1ヵ月近く彼をコート外に追いやっていた右ハムストリング(腿裏)の故障を悪化させたため、棄権を余儀なくされた。ラオニッチは予選勝者のジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)との試合前に棄権を決め、ドナルドソンが不戦勝で4回戦進出となった。(C)AP