前日単独首位の姉・明愛は4位 女子ゴルフ国内ステップ・アップ・ツアーのカストロール・レディース最終日が3日、千葉・富士市原GC(6420ヤード、パー72)で行われ、20年度プロテスト(今年6月22~25日)に合格した岩井ツインズの妹・千怜(…

前日単独首位の姉・明愛は4位

 女子ゴルフ国内ステップ・アップ・ツアーのカストロール・レディース最終日が3日、千葉・富士市原GC(6420ヤード、パー72)で行われ、20年度プロテスト(今年6月22~25日)に合格した岩井ツインズの妹・千怜(ちさと)が67で回り、通算10アンダーで並んだ上野菜々子とのプレーオフを制して逆優勝を飾った。プロとしては出場3戦目で、初出場のステップ・アップ・ツアーでは初優勝となった。

 千怜が神がかったパットで激戦を制した。首位の姉・明愛(あきえ)から3打差の4位タイでスタート。前半からスコアを伸ばしたが、14番パー4を終えた時点では首位を走る上野に3打差をつけられていた。しかし、15番パー4で10メートル、17番パー5で7メートル、最終18番パー4で6メートルと立て続けに長いバーディーパットを決めて、ついに上野をとらえた。そして、プレーオフでも落ち着いたプレーを見せ、2ホール連続パー。上野が2ホール目で第2打を池に入れてパーを逃したことで、栄冠と優勝賞金360万円を手にした。

 通算8アンダーで4位だった明愛も含めた優勝争いを制した千怜は試合後、電話取材に「『うれしい』のひと言です。先週の試合(ニトリレディス)で感じた反省で『強気を貫く』を通したことが、いいパットにつながりました。最後まであきらめずにプレーして良かったです」とコメント。今後に向けて「すごく自信になりました。次の試合はまだ決まっていませんが、この流れをつなげていきたいです」と声を弾ませた。(THE ANSWER編集部)