2020年の「全米オープン」覇者であるドミニク・ティーム(オーストリア)は、今年は同大会を棄権した。6月の「ATP250…
2020年の「全米オープン」覇者であるドミニク・ティーム(オーストリア)は、今年は同大会を棄権した。6月の「ATP250 マヨルカ」で負った手首の怪我がその理由であり、ティームは「全米オープン」だけでなく2021年シーズンの残りのどの大会にも出場しない。しかし、試合から離れてはいるものの、ティームはツアーとの関与を保っている。先日はテニス・チャンネルに出演し、自身初の四大大会タイトルを防衛する機会を逃したことの落胆について語った。スポーツウェブメディアSportskeedaなどが報じている。【特設サイト】「全米オープン」試合結果、ドローなどまとめてお届け!
2021年シーズン全体を振り返るよう促されると、ティームはそれが「かなり悪い」ものだったと認め、シーズンの初め頃にはコロナ対策への対応で苦慮したことも明かした。
「(今年は)残念ながらかなり悪かったね。自分の最高の状態にはほど遠かった。プレーの面ではオーストラリアではまだ問題なかったけど、バブルにはいつも苦労していたよ。今シーズンは肉体的にも心理的にも厳しかった」
27歳のティームはさらに、3月に練習を休んだことによってタイミングやリズムが崩れ、それがクレーシーズンに悪影響を及ぼしたと話した。
「エネルギーが少ないと感じたし、最高の状態ではなかったから、オーストラリアの後はしばらく休んだんだ。練習はあまりしなかった。これがある意味クレーシーズンに響いたね。つまり、コートで過ごす時間が足りなかったし、トップ選手との試合の機会もなくなっていた。クレーシーズンがぱっとしなかったのはそのせいだよ。特に“全仏オープン”ではプレーも悪かったし、動きも悪かった。肉体的にはたぶん、ここしばらくで最悪の状態だった」
ティームは「ウィンブルドン」前哨戦で最高の状態に戻りつつあると感じていたが、まさにその時に怪我に見舞われた。ティームは「ATP250 マヨルカ」2回戦のアドリアン・マナリノ(フランス)との試合で優位に立っていたが、手首を痛めて棄権を余儀なくされたのだ。
「クレーシーズンの後はかなりいい練習ができるようになったし、モチベーションも100%戻っていた。なのにいいプレーができるようになったちょうどその時、マヨルカでは芝での初戦で5-2とリードしていたのに、まさにその瞬間に例の怪我を負ったんだ」
ティームはさらに、シーズン最後の2つのグランドスラムへの出場を逃したのは「すごく辛い」と明かし、これからさらに4週間、手首に添え木を付けておかなければいけないのだと話した。しかしティームは2022年に、可能なら「全豪オープン」に間に合うようツアーに復帰する望みを抱いている。
「2014年の“全豪オープン”以降で四大大会への出場を逃したのは、今年の“ウィンブルドン”に次いでたったの2回目だ。“ウィンブルドン”は本当に怪我の直後だったけど、“全米オープン”にはまだ少しだけ希望を持っていたんだ。特に去年優勝しているし、規制なしで観客も入るから、どうしても出たかったよ。でも単純に間に合わなかった。それで今は、こうして遠くから試合を見ているのさ」
「来シーズンの初めだといいな。2022年が始まると共に復帰するのが目標だよ。手首にはこの先まだ4週間、添え木をして、その期間が過ぎたら最新の情報を聞いて、もっと先が見えるようになるだろう。でも、希望は2022年のオーストラリアの大会に出ることだ」
「今年のことは忘れるべきだし、今は休息を取る時だ。気持ちを盛り上げて2022年に向けて努力するよ」
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」でのティーム
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)