「亜細亜大学国際女子オープンテニス」(東京・亜細亜大学日の出キャンパス/本戦3月21~26日/賞金総額1.5万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。 試合は雨天のため、昭和の森テニスセンター(東京都・昭島市)の室内…

 「亜細亜大学国際女子オープンテニス」(東京・亜細亜大学日の出キャンパス/本戦3月21~26日/賞金総額1.5万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。

 試合は雨天のため、昭和の森テニスセンター(東京都・昭島市)の室内コートに移動して行われた。

 決勝は第1シードの秋田史帆(北島水産)とサラ レベッカ・セクリッチ(ドイツ)の対戦となり、ノーシードから勝ち上がってきたセクリッチが秋田を6-4 7-5で下して優勝を飾った。試合時間は1時間22分。

 両者は2週間前に横浜(ITF2.5万ドル/ハードコート)の2回戦で初対戦しており、秋田が6-0 6-2で勝っていた。今回が初来日となる24歳のセクリッチは2月のシャルム エル シェイク(ITF1.5万ドル/ハードコート)に続く今季2度目のタイトル獲得で、シングルスでのキャリア通算5勝目を挙げた。

 今大会でのセクリッチは、1回戦で予選勝者の高畑寿弥(橋本総業ホールディングス)を6-1 6-1で、2回戦でリー・ペイチー(台湾)を7-6(8) 6-2で、準々決勝でトーリ・キナード(アメリカ)を6-4 6-2で、準決勝では第2シードの岡村恭香(ストライプインターナショナル)を6-3 6-1で破って勝ち上がっていた。

 秋田はダブルスにも出場していたが、前日に行われた決勝で小堀桃子(橋本総業ホールディングス)/高畑に1-6 2-6で敗退。単複ともに準優勝となった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

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表彰式スピーチ・要約(情報提供◎亜細亜大学テニス部)

サラ レベッカ・セクリッチ(シングルス優勝) 「私は日本に来るのは初めてでしたので、日本で獲得した最初のタイトルです。私は母や兄弟にありがとうと伝えたいです。そして今大会を開催して下さったディレクターやスーパーバイザーの方に感謝を伝えたいです」

秋田史帆(シングルス準優勝) 「この大会は毎日学生の皆さんがアットホームな雰囲気で迎えてくれて試合もしやすい環境なので、1週間ここで戦えて楽しかったです。今週は沢山試合をすることが目標で、その目標を達成することはできましたが、昨日今日と決勝で負けてしまってとても悔しい気持ちもあります。相手もとても強かったので、これからが楽しみな選手だと思いました。私は来週の試合の為にこれから甲府に向かいますが、このよい流れを切らさずにグランドスラムで羽ばたいていけるように頑張ってまいりますので、応援宜しくお願いします。一週間ありがとうございました」

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【シングルス決勝】

○22サラ レベッカ・セクリッチ(ドイツ)6-4 7-5 ●1秋田史帆(北島水産)[1]

(テニスマガジン/Tennis Magazine)