現地8月31日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9…

現地8月31日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)大会2日目に世界ランキング56位の錦織圭(日本/日清食品)が1回戦突破。一方、世界69位の西岡良仁(日本/ミキハウス)と世界72位の日比野菜緒(日本/ブラス)は1回戦敗退となった。「全米オープン」公式ウェブサイトが伝えている。【特設ページ】ドロー表、無料配信、練習や記者会見の映像も!「全米オープン」

錦織は世界113位のサルバトーレ・カルーゾ(イタリア)と対戦。最初の2セットでは相手に1ゲームずつしか与えなかったものの、第3セット以降は互いにゲームを取り合う展開に。1セットを奪われたが、最後は錦織がギアを上げて6-1、6-1、5-7、6-3で勝利、2回戦進出を決めた。次戦では、第27シードのダビド・ゴファン(ベルギー)をストレートで破った世界61位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)と対戦する。

西岡は元世界8位のジャック・ソック(アメリカ)に逆転負け。第1セットでは相手のセットポイントを2回しのいでタイブレークを制したものの、以降は4回あったブレークチャンスを一度もモノにできず、7-6(5)、2-6、4-6、2-6で敗れた。

日比野は世界74位のフィオナ・フェロ(フランス)に1-6、4-6でストレート負け。ほぼすべてのスタッツで上回られ、特にアンフォーストエラーの数は相手の倍以上(9本:22本)に上った。

そのほかには、男子第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)をはじめシード選手の多くが勝ち上がる中、「東京オリンピック」の銀メダリスト、第25シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と銅メダリストの第9シード、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がそろって1回戦負け。また、アメリカの期待の若手セバスチャン・コルダが第2セット途中で棄権している。女子では、トラブルでコーチのサーシャ・バジン不在で戦うことになった第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)や世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)が危なげなく初戦突破。「ウィンブルドン」を沸かせた18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)も白星をあげている。

大会2日目、現時点での主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>

【1回戦】

●サルバトーレ・カルーゾ(イタリア) 1-6 1-6 7-5 3-6 〇錦織圭(日本/日清食品)

●西岡良仁(日本/ミキハウス) 7-6(5) 2-6 4-6 2-6 〇ジャック・ソック(アメリカ)

〇アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[4] 6-4 7-5 6-2 ●サム・クエリー(アメリカ)

●ジェレミー・シャルディ(フランス) 6-7(5) 6-7(7) 3-6 〇マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)[6]

●フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン) 2-6 2-6 3-6 〇デニス・シャポバロフ(カナダ)[7]

●パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[9] 7-5 6-4 1-6 4-6 6-7(7) 〇マキシム・クレッシー(アメリカ)

●マックス・パーセル(オーストラリア) 4-6 2-6 6-4 2-6 〇ヤニク・シナー(イタリア)[13]

〇ガエル・モンフィス(フランス)[17] 6-3 6-2 6-2 ●フェデリコ・コリア(アルゼンチン)

●クォン・スンウ(韓国) 6-7(3) 4-6 4-6 〇ライリー・オペルカ(アメリカ)[22]

●カレン・ハチャノフ(ロシア)[25] 4-6 6-1 6-4 3-6 2-6 〇ロイド・ハリス(南アフリカ)

〇マッケンジー・マクドナルド(アメリカ) 6-2 7-5 6-3 ●ダビド・ゴファン(ベルギー)[27]

●セバスチャン・コルダ(アメリカ) 2-6 1-2(RET) 〇ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)

<女子シングルス>

【1回戦】

〇フィオナ・フェロ(フランス) 6-1 6-4 ●日比野菜緒(日本/ブラス)

〇アシュリー・バーティ(オーストラリア)[1] 6-1 7-6(7) ●ベラ・ズボナレワ(ロシア)

〇カロリーナ・プリスコバ(チェコ)[4] 6-3 6-4 ●キャサリン・マクナリー(アメリカ)

●ジェイミー・ローブ(アメリカ) 3-6 4-6 〇イガ・シフィオンテク(ポーランド)[7]

●マルタ・コスチュク(ウクライナ) 4-6 3-6 〇マリア・サカーリ(ギリシャ)[17]

〇エマ・ラドゥカヌ(イギリス) 6-2 6-3 ●シュテファニー・フェーゲレ(スイス)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での西岡良仁

(Photo by Elsa/Getty Images)