8月中旬の「WTA1000 シンシナティ」でシーズン5度目の優勝を果たした世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)…
8月中旬の「WTA1000 シンシナティ」でシーズン5度目の優勝を果たした世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)。「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月11日/ハードコート)に第1シードとして臨む彼女が、モチベーションを高く保つ秘訣について語った。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。【関連記事】ジャイアントキリング、世界女王には叶わず[WTA1000 シンシナティ]【全米オープン特設サイト】錦織、ジョコビッチら出場!「全米オープン」試合結果、ドローなどまとめてお届け!
パンデミック後、バーティは自国オーストラリア以外で開催される大会に出場しなかったが、今年の3月から国外のツアーにも復帰。今季はここまで、前述のシンシナティ大会の他に、「WTA500 メルボルン(Yarra Valley Classic)」「WTA1000 マイアミ」「WTA500 シュツットガルト」「ウィンブルドン」を制している。
バーティは5試合すべてストレート勝利を収めたシンシナティ大会について、「“全米オープン”に向けて準備を整えることが最優先だったから、結果はまったく気にしていなかったの」と振り返る。今季はすでにツアー最多の40勝に到達し、トップ20選手との戦績は14勝1敗。唯一の黒星は、「WTA1000 マドリード」決勝でアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)に喫したものだ。
「どのスポーツも確実なことなんてない。テニスも同じよね。だから、最善を尽くして、結果にこだわらないことが重要なの。時には良い結果を出せないこともあるけど、あくまでも自分はアスリートである前に一人の人間なんだと考えながら、大一番に備えるようにしているわ」
「私が望むのは、自分が望むようなテニスをすること。試合に勝つかや大会で優勝するかは関係ない。それを目指せば楽しいし、いいプレーができれば結果的に多くの試合に勝つことができる。そういう状況に身を置くのは、本当にワクワクするの」
好調に見えるバーティだが、本人はシーズン後半でさすがに疲労を抱えているようで、「“東京オリンピック”ではかなり疲れたわ。ここ2週間もかなり疲労を感じているの」と明かす。「でも、自分が好きなテニスができていることは、本当に有難いことよね」と語り、シンシナティで経験したある出来事を口にした。
「私が練習していた時、コートの後ろに座っていたある少年がお父さんの方を向いて、“僕、アッシュのプレーを見るのが大好きだな。彼女のボールの打ち方って凄いよね”って言ったの。それを聞いて本当に嬉しかった。テニスが好きで見に来てくれた子どもたちはきっと、この大会を2年間心待ちにしていたのよね(編集注:シンシナティ大会の2020年大会はニューヨークで開催された)。そんな大会に参加できたことは、大きな力を与えてくれたわ。私たちは自分が好きなことをやっている。それが重要なの。コートに出て楽しめばいい。一緒に楽しんでくれる子どもたちがいることを考えながらね。それが私に大きな力を与えてくれるのよ」
(テニスデイリー編集部)
※写真は2019年「全仏オープン」でのバーティ
(Photo by TPN/Getty Images)