ステファノス・チチパス(ギリシャ)と大坂なおみ(日本/日清食品)は、テニス界を代表する世界的な選手たちであり、お互いとと…

ステファノス・チチパス(ギリシャ)と大坂なおみ(日本/日清食品)は、テニス界を代表する世界的な選手たちであり、お互いととても良い関係にある。そして残念なことに、2人ともメンタルヘルスに問題を抱えていたようだ。テニス関連ニュースサイトTENNIS TONICなどが報じている。【熱戦ハイライト】アレクサンダー・ズベレフ vs ステファノス・チチパス/ATP1000シンシナティ/準決勝【ドロー表】全米オープン男子シングルス

大坂は「全仏オープン」で記者会見への参加を拒否した後、大会を棄権するという決断を下した。その後の彼女は、「ウィンブルドン」に出場できる心理状態ではなかった。「東京オリンピック」に出場後、「WTA1000 シンシナティ」でツアー大会に復帰したが、そこでの最初の記者会見では泣き出す場面があった。

チチパスは大坂に共感しているようだ。ウェアを提供しているアディダスが最近行ったインタビューの中で、チチパスは自分もメンタルヘルスの問題を抱えていたことを認めた。

「多くの人は、自分の力や、自分がどれだけ強いかを見せたがる。でも、それ以上に弱さを認めたり弱さを見せたりすることを許容できる人はほとんどいない。僕にとっては、そういう面を見せるのは恥ずかしいことではない。人は一人一人違って、同じように扱うことはできない」とチチパスは語る。「僕にも、メンタル的に健康だと思えない時があった。100%だと感じられなかったんだ。でも、今の人生を送ることができているのがどれだけ幸運か、そして試合に勝つのは重要ではなく、大事なのは幸せでいることで、その他のことは後からついてくるんだ、って自分に言い聞かせ続けたよ。どのみち、自分の幸せは自分が握っていて、他人に依存するものではないはずだ」

チチパスは幸せについてさらに詳しく語り、感謝の気持ちを持つのが難しい時があることについても口にした。

「毎日、僕は自分の幸せに重点を置くようにして、自分を向上させるよう努めているんだ。コート上でより良いテニス選手になることであれ、全般的により良い人間になることであれね。でも、感謝の気持ちを持つのが難しい時もある。僕たちは、全てのことがすごいスピードで起こる、目まぐるしい社会で生きている。そういう時は、整理をして最小限のことに集中して、それ以外のことは勝手に落ち着くべきところに落ち着くようにするのが大事だ」

チチパスはさらにこうも語っている。「一歩下がって省察するのはいいことだ。そうすれば、歩みを続ける前に、それまでより多くの知識と経験、それに健康的な心理状態を持って、違う視点を得ることができるからね。それによって、もう一度モチベーションを見出だすことができるようになるだろう」

「でも僕にとって一番大事なのは、自分がやっていることに目的意識を持つことだ。目的があればすべては落ち着くべきところに落ち着くからね。それなしでモチベーションを保つことはできないよ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのチチパス

(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)