2017年韓国ラグビーの開幕大会「春季リーグ戦/大学部」が3月25日まで開催された。
 1部大学Aは、元東芝LOの李光紋(イ・グァンモン)新監督が率いた高麗大が2戦全勝で2年連続の優勝を果たした。2位は延世大、3位慶煕大。

 高麗大は初戦、慶煕大から6トライを奪い38-26で下した。
 続いて、今季初となるライバル延世大との一戦は、恒例のお互いの強みを活かした戦いとなった。
 前半4分、高麗がWTB金チャンデのトライで先制。さらに28分、SOハン・グミンがPGで3点を加えた。32分にも左PRヤン・グンソップがインゴールへ持ち込み、早くも13-0とリードした。ブレイクダウンでの激しさを見せる延世は36分にようやくLO金ジンヒョンがトライ、FB金ヨンファンがゴールキックを決めて13-7で折り返した。
 後半は勢いを得た延世が8分、FB金のPGで3点を加点した。28分には延世左WTBチョ・ヒョンウがトライを奪い、とうとう13-15と逆転した。
 高麗は李監督が「延世のアタックは強い。うちはディフェンスからいく」と全員で守った。すると34分、高麗はFLチェ・ムンヒョクがトライを奪い(ゴールも成功)再逆転、20-15でライバル対決を制した。

 最優秀指導者賞を受賞した李監督は「最初の年、大会で優勝できて嬉しい。延世に対して新しいディフェンスシステムで勝てた」と喜びを語った。

 延世は25日に慶煕との激しいブレイクダウン対決を繰り広げ、34-22で退けた。
 冷たい雨の中の試合。延世が常にリードするも後半35分、慶煕は延世が自陣でノックオンしたボールを奪うとつなぎ、右隅へトライを決めた。難しい位置のゴールキックもFB金ギミンが決め、22-27と逆転圏内へ迫った。しかし次の攻撃、延世が慶煕陣で得た左ラインアウトから右へ回す。左WTBチョ・ヒョンウへのパスが乱れるも慶煕ディフェンスのタイミングを狂わせた。そして、チョがそのまま走り切り、試合を決めた。

 昨年から延世BKコーチを務める李明根(イ・ミョングン。元クボタSH)は「きょうもやりたいことができなかった。FWが縦に、すばやく速いBKへボールを渡す。BKもミスでトライを取り切れなかった。高麗戦は相手のフィジカルが強かった。光紋が教えたシステムにやられた」と反省ばかり。

 両校は6月のソウル市長旗大会(秋の全国体育大会ソウル代表予選)で再戦する。

 2部にあたるBは、圓光大(ウォングァン)がソウル大相手に7トライを挙げて37-0で下し、3年ぶりの優勝を決めた。2位ソウル大、3位釜山大となった。

 中学は、ソウル大附属中が決勝戦で延壽中(ヨンス)に28-26で競り勝ち、2年ぶりの優勝を手に入れた。

 大会最終日の3月26日は、一般(社会人)「韓国電力×ポスコ鋼板」、と高校決勝「ソウル大附属高×ミョンソク高」がおこなわれる。韓国電力が勝てば2戦全勝で3年ぶりの優勝となる。ポスコが勝った場合は、現代グロービスと3チームが1勝1敗で並ぶため得点などの記録で決まる。高校は、ソウル大附属が勝てば2年ぶり、ミョンソクは初優勝を目指す。(文:見明亨徳)