いよいよ8月30日から今年最後のグランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコ…

いよいよ8月30日から今年最後のグランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)が開幕する。今年の優勝候補筆頭は何といっても、トップシードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と前回優勝者の大坂なおみ(日本/日清食品)だろう。優勝候補の一角となるはずだったセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は既に欠場を発表している。もちろん他にも多くの有力選手たちがいる。【オリジナル動画】大坂なおみ 全米オープン連覇なるか!?

スポーツウェブメディアSportskeedaが、過去3年の北米シーズンの成績をもとにパワーランキングを作成した。このパワーランキングは、2021年の北米シーズンで獲得したポイント+2020年の北米シーズンで獲得したポイント×0.5+2019年の北米シーズンで獲得したポイント×0.25という式を用いて算出された。ただし各年のポイントは、1回戦を免除されたシード選手が有利となるのを防ぐため、準々決勝以降に獲得したポイントのみを用いている。それでは8位から順にランキングを見ていこう。

8位 ビアンカ・アンドレスク(カナダ)

アンドレスクは、2019年の「WTA1000 トロント」と「全米オープン」で優勝し、一気にトッププレイヤーの仲間入りを果たした。当時19歳だったアンドレスクは、どちらの決勝でもセレナを下して優勝トロフィーを手にした。最近はあまりいい成績を残せていないが、それでも2019年の素晴らしい戦績によってパワーランキング8位の座を獲得した。

7位 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)

ここ数年は「全米オープン」優勝から遠ざかっているセレナだが、原因をこれと断定するのは難しい。セレナは参戦した過去5回の「全米オープン」すべてで準決勝以上に勝ち進んでいるが、トロフィーにはあと一歩で手が届いていない。2018年、2019年は連続で準優勝、続く2020年は準決勝でビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に敗れた。24度目のグランドスラム優勝を狙っているウイリアムズだが、残念ながら今年の出場は怪我のため見送ることになった。

6位 カミラ・ジョルジ(イタリア)

今年の「WTA1000 モントリオール」での活躍によりパワーランキング6位の座を獲得したジョルジ。ペトラ・クビトバ(チェコ)、ココ・ガウフ(アメリカ)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)といった有力選手らを次々と下し、自身初のWTA1000大会のトロフィーを獲得した。

だがジョルジが好調な北米シーズンを送ったのは今年が初めてではない。2019年には「WTA250 ワシントンDC」と「WTA250 ニューヨーク」の2大会で準優勝している。ジョルジが今年の「WTA1000 モントリオール」で見せたような戦いができれば、「全米オープン」でも大きな脅威となるだろう。

5位 エリース・メルテンス(ベルギー)

メルテンスはここ数年安定した戦績を残しており、今年の「全米オープン」のダークホースとなりうる選手だ。過去2回の「全米オープン」で、準々決勝に連続で進出している女子選手は2人のみ。1人はメルテンス、もう1人はセレナだ。メルテンスは今月行われた「WTA500 サンノゼ」でも準決勝に進出しており、「全米オープン」でも活躍が期待される。

4位 アシュリー・バーティ(オーストラリア)

昨年は北米シーズンへの参戦を見送ったバーティだが、過去には非常に良い成績を残している。特に「WTA1000 シンシナティ」を得意としており、2019年には準決勝に進出。今年は最後まで勝ち続け優勝、アメリカで行われる大会では自身最大の成果を上げた。世界ランキング1位のバーティはこの勢いを保ち、今年最後のグランドスラムに挑む。

3位 カロリーナ・プリスコバ(チェコ)

プリスコバはここ最近また調子を取り戻しつつある。「WTA1000 モントリオール」では準優勝、「WTA1000 シンシナティ」では準決勝に進出。ビッグサーバーのプリスコバは、2019年にも両大会でベスト8に進出している。初めてグランドスラムの決勝に出場したのが2016年の「全米オープン」だった。その時はアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れたが、今年はトロフィーを持ち帰ることを目標にしている。

2位 大坂なおみ(日本/日清食品)

前回優勝者の大坂なおみは、今年も優勝の有力候補だ。大坂は北米シーズンで常に好成績を収めてきた。今年はベストな状態で大会に臨む、とは言い難い状況かもしれないが、過去の戦績を見ても大舞台で結果を残す可能性は十分にある。

1位 ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)

アザレンカは、昨年の北米シーズンで11勝1敗という素晴らしい戦績を残した。「WTA1000 シンシナティ」で優勝、「全米オープン」では準優勝。そして今年の「WTA1000 モントリオール」でベスト8入りしたため、今回のパワーランキングで大坂を退け1位を獲得した。今シーズンも安定しているアザレンカは、ハードコートを得意としている。今年も好成績を残す力は十分にある。

この他にも、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)やオリンピック金メダリストのベリンダ・ベンチッチ(スイス)も調子を上げてきている。さらに、全豪準優勝のジェニファー・ブレイディ(アメリカ)やシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)、シンシナティ準優勝のジル・タイヒマン(スイス)など、これまでの北米シーズンで良い成績を残している選手たちも活躍が期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ(左)とアザレンカ(右)

(Getty Images)