プレミアリーグ第3節、マンチェスター・シティvsアーセナルが28日にエティハド・スタジアムで行われ、5-0でシティが圧勝…

プレミアリーグ第3節、マンチェスター・シティvsアーセナルが28日にエティハド・スタジアムで行われ、5-0でシティが圧勝した。

FWクリスティアーノ・ロナウドの移籍報道に揺れた昨季王者と、開幕無得点連敗で崖っぷちのガナーズによる注目のビッグマッチ。

トッテナムとの開幕戦を落としたシティだが、昨季のチャンピオンシップ王者のノリッジと対峙したホーム開幕戦ではグリーリッシュの加入後初ゴールなど大量5ゴールを挙げて完勝を収めた。昨季から幾度となく取り組んでいるフェラン・トーレスの最前線起用やガブリエウ・ジェズスの右ウイング起用が見事にハマっており、今節も前節と全く同じメンバーを並べた[4-3-3]の布陣を用意している。

対するアーセナルは昇格組ブレントフォード相手の開幕戦に続き、前節はチェルシー相手に0-2で完敗。無得点での開幕連敗はクラブワーストとなり、新型コロナウイルス感染者や負傷者を盛んに言い訳の材料に使うアルテタ監督に対する風当たりは日増しに強くなっている。スタメンに関して、こちらは前節から4人変更。ミッドウィークに行われたEFLカップ2回戦のWBA戦で今季初先発し、ハットトリックの活躍を披露したオーバメヤンがこのリーグ戦でも初スタメンを飾った。なお、フォーメーションはそのオーバメヤンを最前線に据えた[5-4-1]となっている。

試合の立ち上がりは、アウェイのアーセナルがウーデゴールを中心にボールを散らしながらサイド攻撃を試みる。ティアニーが左サイドで高い位置を取り、質の高いクロスで早々に2度のチャンスを作り出す。

ただ、ティアニーがアーセナルのストロングポイントとなることは織り込み済みのシティは淡々とクロスを跳ね返しつつ、徐々にリズムを生んでいく。すると7分、自陣まで降りてきたベルナルド・シウバのアバウトな右サイドへの展開から攻撃のスイッチがオンに。

ジェズスがタメを作り、その間にフォローに来たB・シウバとのパス交換を経てクロスを選択。これをゴール前の絶妙な隙間にポジショニングしていたギュンドアンが頭で押し込み、早々に王者が先制した。ジェズスはこれで今季3アシスト目となった。

それぞれのチーム状況を表すような立ち上がりとなった一戦。ホームチームはさらに畳みかける。12分、敵陣中央でのFKから短い横パスを選択し、B・シウバがボックス手前右から左足のインスイングクロスを供給。これがボックス内の混戦を擦り抜けゴール前に流れると、フリーとなっていたフェラン・トーレスがプッシュし追加点を挙げた。

用意した5バックがほとんど機能しないまま20分が過ぎるアーセナル。それでも前線から果敢にプレスをかける中で、スミス・ロウが相手GKエデルソンのところまで追い込みをかける。すると判断が遅れたエデルソンが苦し紛れに出したパスがスミス・ロウに当たってあわやゴールというシーンに。

さらに26分にも、同じように押し込まれる中でボールを持ったエデルソンがゴロパスを試みたが、これが相手に渡ってしまい、再びピンチを招くことに。最後はオーバメヤンのシュートを許したが、ここはオフサイドの判定で事なきを得た。

全体の3分の1が経過した時点で7割のポゼッションを許すアーセナル。攻撃の糸口が全く見つけられず、何とか耐え凌ぎたいところだったが迎えた35分、自陣右サイドに出たスルーパスに対し、ジャカがスライディングを敢行。しかし、先にボールに触ったカンセロに両足タックルを見舞う形となってしまい、マーティン・アトキンソン主審は一発退場を宣告。アーセナルは2点差をつけられている上、残りの55分を10人で戦うことになってしまった。

こうなると一方的なシティペースに。43分、2度のピンチを招いてしまったGKエデルソンが今度は鋭いミドル距離の縦パスをフェラン・トレースに通すと、自陣中央からドリブルで持ち上がって左のグリーリッシュに展開。ボックス左の深い位置まで攻め込み、最後はその折り返しを受けたジェズスがトラップからシュートを叩き込み、前半だけで3点のリードを得た。

後半から両チームは1枚ずつ交代カードを切る。シティはウォーカーを下げてジンチェンコ。アーセナルはサカを下げてエルネニーを投入した。シティはこの交代に伴い、カンセロを右サイドバックへ、ジンチェンコを左サイドバックに配置した。アーセナルはジャカの退場以降は[5-3-1]のブロックを敷いている。

より守備的な選手を入れたアーセナルだが、シティの優勢は変わらず。53分にホームチームは相手の最終ラインの間でパスを受けたフェラン・トーレスが相手の視線を集めたところでバックパスを選択。これをロドリがボックス手前から右足インサイドステップでダイレクトで叩き、ゴール右下へ見事なミドルシュートを流し込んだ。

その後、シティはB・シウバと1ゴール1アシストのジェズスを立て続けに下げて、スターリングとマフレズを投入。対するアーセナルはオーバメヤンに代えてラカゼットを起用した。

これ以降、アーセナルはポゼッションを捨ててワンチャンスに望みを繋ぐ戦い方に。71分にはウーデゴールを下げてメイトランド=ナイルズを送り込み、その姿勢をさらに強くする。しかし、ペップ・シティが不用意にボールをロストすることはなく、ほぼ確実にチャンスを作られてしまう八方塞がりの内容に。

その中でシティは77分に、右サイドいっぱいに開いたマフレズのスルーパスにスターリングが抜け出し追加点のチャンス。だが、ここはGKレノに軍配。アーセナル守護神が集中を切らさず抜群のタイミングでさらなる失点を防いだ。

しかしながら84分、シティはボックス右手前からマフレズがインスイングのクロスを上げると、上手くDFの間に入り込んだフェラン・トーレスが頭で合わせて5点目。これでシティは昨季最終節のエバートン戦から、ホーム戦では3試合連続で5得点を記録し、2010年8月のチェルシー、2017年10月のシティ自身に続くプレミアリーグ史上3度目の快挙を達成した。

一方、惨敗のアーセナルはこれでシティ戦9連敗。リーグ戦において特定の相手に対する連敗記録でワースト記録を塗り替えてしまった。