8.22 後楽園大会でデビュー20周年興行を行った桜花由美。試合前「私の中で悩んだり迷ったりしていることを、Leon戦でハッキリさせようと思っています」と口にした。その答えは出たのだろうか… ――8/18 OZアカデミー正危…
8.22 後楽園大会でデビュー20周年興行を行った桜花由美。試合前「私の中で悩んだり迷ったりしていることを、Leon戦でハッキリさせようと思っています」と口にした。その答えは出たのだろうか…
![](https://img.sportsbull.jp/img/yEqy0LVuzHypjPkA0CRBsG0Em3GwlKI3kvlOq0vD.jpeg)
――8/18 OZアカデミー正危軍の後楽園、8/22 WAVE後楽園大会とタイトルマッチ2大会が終わりました。今の率直な感想を教えて下さい。
桜花:2試合ともタイトルマッチで、共にチャンピオンになることができなかった。今はそういう時期じゃないのかな。ベルトが取れないは、「ベルトを取るべきじゃない」って時期なのかなと思いました。
――8.18 OZの正危軍対決は雪妃魔矢選手がタイトルを獲得しました。ということは雪妃選手がベルトを取る時期だった、ということですか。
桜花:そうですね。私が雪妃とタッグを組んで尾崎魔弓さんが安納サオリと組みました。最初、私が安納に勝ちましたが正危軍の安納と戦うのは初めてメチャクチャ楽しかったですよ。
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――試合後の写真を見たらすごくみんな仲良さそうに帰っていましたね。
桜花:でもボコボコでしたよ。マジでボコボコで(笑)。尾崎さん側にポリスさんが付くので終わった後、身体中ボロボロでした。
――いつも同じコーナーに立っているメンバーと戦ってみていかがでしたか?
桜花:やっぱり対戦したくないと思いました(苦笑)。だって頭が痛くてめちゃくちゃ腫れてタンコブだらけ。「私明日起きられるかな?」と思って寝て、翌日目覚めて「生きている!」って実感しました(笑)。
――それは大切なことです(笑)。そして8月22日の大会は真っ白な新コスチュームでしたね。
桜花:白いコスチュームを着てみたいと思っていました。だいたい引退する人が白を着るんですよ。でも「引退に白を着るのは、もったいないな」って思って20年という節目だし、ここで白を着ようかと。GAMIさんには「本当に白、似合わないな…」と言われましたけど(苦笑)。
白いコスチュームは汚れやすいので大事な試合の時にしか着れない、と思いましたね。
――今後、着続けるわけではないのでしょうか?
桜花: 20周年の節目だから着たけど、「毎回着用したら黄ばむ」と思ったので、絶対に気合を入れなければいけない大事な試合で着ようと思います。
――歌を歌っての入場でしたね。
桜花:デビュー当時歌っていたので、その歌を歌って出ようと思いました。白いコスチュームがウエディングドレス調なので今の入場曲で出るのはちょっと違う。やっぱり20年間を見せなきゃいけないなと考えた時、昔の私を見せようと。
今しか知らない人は「どうした桜花は狂ったか?」となるけど、20年前から私を知っているファンの方は「おっ、昔の入場曲!」と反応してくれるので度肝を抜いてみたいと思いました(笑)。
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コスチュームのデザインをウエディングドレスにしようと思って本当にウエディングドレス風にしたんですよ。ベールも被ってブーケも作っていこうかなって(笑)。
――リアルタイムでSNSをチェックしたら、「20周年、もしかして結婚引退なのか?」と呟いている方もいました。
桜花:大丈夫です。全く予定はありません(笑)。
――ファンの方は一安心ですね。ところでLeon選手とのタイトルマッチはいかがでしたか。
桜花:11年前にベルトをかけずシングルをやっているんですよ。でもベルトを賭けた戦いは18年ぶり2回目。「今回は20周年。キチンとLeonさんと戦いたい」と思った時、Leonさんもベルトを持っていた。この戦いは必然であり運命だろうと感じて対戦しましたが、結果的に負けてしまいました。
久しぶりに戦う相手とはスイングしなかったりするけど、Leonさんとの試合は楽しくて試合中に18年前の卒業シーンが蘇ってきました。
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――11年前ではなく18年前の記憶が蘇ったのでしょうか?
桜花:18年前です。やっぱりベルトを賭けたタイトルマッチに思い入れがあります。Leonさんとの試合は「プロレスを卒業するのか、辞めるのか」を決める試合だった。私の中ではあの試合がなかったら、今の私はいない。20周年でLeonさんとベルトを賭けて試合ができることが本当に嬉しくて。「今度こそベルトを獲ってやろう」と思っていたんですけど(苦笑)。
――Leon選手との試合では懐かしい技も出ましたね。
桜花:記者さんにも「あれって『エンジェル・ウィング・ロック』だよね?」と言われました。実は試合前に昔の自分の映像を観たんですよ。「あぁ、こんな技を使っていたんだ…」と思い、久しぶりに試合で使ってみようと。
昔からのファンの人は懐かしく思ってくれるし、今のファンの人は「こんなことをやるんだ」って思ってくれるだろうなって(笑)。
――今回のタイトル戦に賭けた桜花さんの思いを感じます。
桜花:18年前のLeonさんからベルトを取れなかった。でもあの試合があったおかげで私は今ここにいる。だから「この人からベルトを獲得して恩返ししたい」って。
――Leon選手との物語も続きますね。
桜花:私が本当に、また何か迷ったときに対戦したいなって。プロレスを引退しようかやめようか悩んだ時、Leonさんがチャンピオンなら対戦したいですね。
<後編に続く>
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<インフォメーション>
9/1東京・新木場1stRINGにて『NAMI☆1~Sep.~’21』、桜花由美のデビュー20周年ブラックバージョンを開催。
詳細はプロレスリングWAVEのWEBサイトをご覧ください
9/5 OZアカデミー女子プロレス 名古屋国際会議場大会ではプラズマ爆破デスマッチが開催されます。
詳細はOZアカデミー女子プロレスのWebサイトをご確認ください
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取材・編集/大楽 聡詞
写真提供/プロレスリングWAVE