アクセス集中のため、つながりにくくなっております。ご不便をおかけして大変申し訳ありません。 アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月21日~4月1日/賞金総額769万9423ド…

アクセス集中のため、つながりにくくなっております。ご不便をおかけして大変申し訳ありません。

 アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月21日~4月1日/賞金総額769万9423ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、20歳のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が元トップ5のユージェニー・ブシャール(カナダ)を6-4 5-7 6-3で破り、ここ最近の連勝記録を「8」に伸ばした。ブシャールにとっては、これは4試合連続の敗戦だった。

 バーティはワイルドカード(主催者推薦)での出場。

 アップダウンに満ちたキャリアを送ってきた元ウィンブルドン・ジュニアチャンピオン同士の対決で、バーティは最後の3ゲームを連取し、勝利を勝ち取った。

 バーティは、クリケットをプレーしていた一期間を含め、約一年半の間、ツアーから離れていた。しかし彼女は復帰し、今はこれまでになく好調であり、クアラルンプールで予選から勝ち上がって優勝したあと、WTAランキングでキャリア最高の91位に至っていた。

 一方、23歳のブシャールは出場した過去3大会のすべてで1回戦負けを喫しており、これが4度目の初戦敗退。ウィンブルドンで準優勝し、ほかの2つのグランドスラム大会で準決勝に進んだ2014年に、一時世界5位まで上ったあと、今や56位と低迷している。

 バーティは、より早く試合を終わらせることもできたはずだった。 というのも第2セットで3度にわたり、“あとはサービスをキープするだけ”という状態まで、残り1ポイントと迫っていたのだ。しかしブシャールはそれらのチャンスをいなし、最後のゲームでブレークを果たしてセットを奪い返した。

 最終セットの3-3から、バーティはフォアハンドのウィナーでブシャールのサービスをブレーク。彼女は2つのブレークポイントをしのいで続く自分のサービスをキープし、5-3とリードを広げると、次のゲームでふたたびブレークを果たした。この最終ゲームでのブシャールは、2度ダブルフォールトをおかし、自ら3つのマッチポイントのお膳立てに加担してしまう。最後はブシャールのフォアハンドがアウトし、バーティは2つ目のマッチポイントで試合をものにした。

 バーティは次の2回戦で、2011年全米優勝者で第14シードのサマンサ・ストーサーとのオーストラリア人対決に挑むことになる。

 そのほかの1回戦では、ワイルドカードで出場したベサニー・マテック サンズ(アメリカ)が2時間半近い戦いを制し、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-3 4-6 6-4で下した。予選を突破したマディソン・ブレングル(アメリカ)はエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に6-3 3-6 6-2で、ヤロスラーワ・シュウェドワ(カザフスタン)はマッチポイントをしのいだ末、エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)に4-6 6-4 7-6(3)で競り勝った。

 予選を勝ち上がったヤナ・セペロバ(スロバキア)はアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)を6-2 6-4で撃退。

 ルイーザ・チリコ(アメリカ)に3-6 7-5 6-1で勝った日本の尾﨑里紗(江崎グリコ)は2回戦で第16シードのキキ・バーテンズ(オランダ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)