野球日本代表「侍ジャパン」の千賀滉大投手(ソフトバンク)が21日(日本時間22日)、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝の米国戦で7回から登板し、2回を2安打5奪三振1失点の力投を見せた。先発の菅野の後を受けて2番手で登…

野球日本代表「侍ジャパン」の千賀滉大投手(ソフトバンク)が21日(日本時間22日)、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝の米国戦で7回から登板し、2回を2安打5奪三振1失点の力投を見せた。先発の菅野の後を受けて2番手で登板すると、いきなり3者連続三振に仕留めるなど存在感を発揮。勝ち越し点を許して敗戦投手となったが、その投球に米国ファンからも称賛の声が上がった。

■敗戦投手も強烈な印象残した千賀、ファンからも称賛の声

 野球日本代表「侍ジャパン」の千賀滉大投手(ソフトバンク)が21日(日本時間22日)、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝の米国戦で7回から登板し、2回を2安打5奪三振1失点の力投を見せた。先発の菅野の後を受けて2番手で登板すると、いきなり3者連続三振に仕留めるなど存在感を発揮。勝ち越し点を許して敗戦投手となったが、その投球に米国ファンからも称賛の声が上がった。

 1-1で迎えた7回にマウンドに上がった24歳はメジャーの強打者相手にも真っ向勝負を挑んだ。5番ホスマー、6番マカチェン、7番ポージーという“オールスタートリオ”を連続三振に斬る圧巻のピッチングを披露。直後、試合を中継していた「MLBネットワーク」も公式ツイッターで「センガが7回表にアメリカを3者連続三振!」と速報した。

 すると、地元ファンもツイッター上で反応。「我々の誇るオールスターのラインナップが、何て情けないんだ」、「彼は97マイル(の速球)に加え、とんでもないスプリットも投げてくる。落ち着くんだ」、「センガのボールは今夜恐ろしいほどのえげつなさだ」などの言葉が並んだ。

 また、「センガはMLBにいる必要がある。この男はえげつない。ホスマー、カッチ(マカチェンの愛称)、ポージーを三振だ」、「この男は凄まじい」と称賛する声も上がり、他のツイッターでも以下のように「コウダイ・センガ」の名前が躍った。

■16Kは大会トップタイ、「メジャーリーグの大型契約にふさわしい存在」

「なぜコウダイ・センガはMLBでプレーしていないんだ」

「コウダイ・センガという選手はこのワールド・ベースボール・クラシックでメジャーリーグの大型契約にふさわしい存在になった」

「MLBが契約できるまで、コウダイ・センガが待たなければいけないのは残念すぎる。リーグの半分以上のチームが彼を狙うだろう」

「コウダイ・センガは真のメジャーリーグの実力者だ。偉大なフォームに制球力」

「コウダイ・センガはただただエゲツない。すぐにメジャーでプレーする必要がある」

「誰かコウダイ・センガを獲得するために金を払え。この男はとんでもないボールを持っている」

 上記のように、すでにメジャーの即戦力という見方もあったほど。また、「ブルージェイズ、彼の名前はコウダイ・センガだ。獲りにいけ。今だ」、「どうにか、カージナルスが獲得できないものか」など、自身が応援する球団に獲得の要望を出すファンもいた。

 この日は8回先頭のスタントンからも空振り三振を奪い、4者連続三振を記録。最後に対峙したイエリチも三振斬りし、6つのアウトのうち5つを三振で奪った。今大会の16奪三振は菅野智之投手と並んで堂々のトップ。この日は味方の守備の乱れも絡んで勝ち越し点を献上し、負け投手となったが、その圧巻の三振ショーでメジャーファンの記憶にその名を刻んだ。