2021年も好メンバーが集結した札幌記念。今年はソダシ、ラヴズオンリーユーの牝馬2頭が人気の中心の模様。前者は3歳牝…

 2021年も好メンバーが集結した札幌記念。今年はソダシ、ラヴズオンリーユーの牝馬2頭が人気の中心の模様。前者は3歳牝馬クラシックを戦ってきており、後者は海外遠征帰り。人気予想家のTARO氏は、このような各馬の臨戦過程を攻略のポイントと見る。

■妙味は相手探しか

 札幌記念攻略のカギはローテーションにある。夏競馬唯一の定量GII戦だけあって、毎年のように前走で国内GIを使って来た組が、格の高さを見せるためだ。

 過去5年、前走国内GIという組は24頭が出走し(2-4-4-14)。それなりに人気馬も多いとはいえ、3着内率40%超は優秀といえる数字だろう。今年は白毛馬としても注目を集めるソダシと、天皇賞(春)以来となるユーキャンスマイルが該当する。

 もっとも、今年に関しては少し気になることがある。前走国内GI組がたったの2頭しかいないのだ。過去5年の札幌記念における、前走国内GI組の出走頭数は以下の通り。

2016年→4頭
2017年→4頭
2018年→4頭
2019年→7頭
2020年→5頭

 以上の通り、過去5年で最少は4頭だった。そして、配当面で見ると出走頭数が多かった過去2年は3連複1,000円台で収まっている。つまり前走国内GI組の出走頭数と波乱度に相関関係が認められるわけだ。

 今年はたったの2頭、しかも1頭は3歳牝馬ソダシ。格がモノを言うレースで、実は格上の馬の出走が少ない手薄なメンバー構成と言えそうだ。

 そうなると俄然気になるのが、前走海外GI勝利から臨むラヴズオンリーユーの存在。過去5年で前走海外組は6頭いて(0-0-1-5)、モズカッチャンの3着があるだけでイマイチ奮わないのが現状だが、今回のラヴズオンリーユーのように、「海外GIを勝利して参戦」というパターンは初。手薄なメンバー構成の中で、ラヴズオンリーユーは格上の存在と言えるかもしれない。

 むしろ妙味は相手探しか。3歳牝馬ソダシは話題性もあり注目されるが、未知の部分も多い。それならば既にGI実績も豊富かつ、過去の札幌記念で適性も証明済みのペルシアンナイト、ブラストワンピースあたりの方が面白いかもしれない。(文:TARO)