8月9日付の世界ランキングで自己最高の3位となったステファノス・チチパス(ギリシャ)は、今年最後のグランドスラム「全米オ…
8月9日付の世界ランキングで自己最高の3位となったステファノス・チチパス(ギリシャ)は、今年最後のグランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)に照準を合わせる前に、今週の「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月15日~8月22日/ハードコート)で勝ち上がることを望んでいる。前週の「ATP1000 トロント」ではベスト4で終わったチチパスは、シンシナティでは初戦で地元の期待の星、21歳で世界45位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)にストレート勝利。続く3回戦では世界27位のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に第1セットを取られたが、5-7、6-3、6-4で勝利して準々決勝進出を決めると同時に、今季ツアートップの47勝目を挙げた。【ドロー表】チチパス、メドベージェフら出場!「ATP1000 シンシナティ」【関連記事】チチパス優勝の秘密は「自分をコントロールできる呼吸法」
大会前の記者会見で、チチパスは自身のキャリア目標とランキングポイントを積み重ねることの重要性について詳しく語った。また、新型コロナワクチンをまだ接種していないことも明かした。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。
チチパスは初めに、出場する全ての大会で「いいテニス」をすることが彼自身にとってどれほど重要かを語った。先日23歳になったチチパスはさらに、今は全てのタイトルを獲得しようとは思っていないこと、そしてその代わりに、大会で勝ち進んでできるだけ多くのランキングポイントを獲得したいということを強調した。
「僕にとって最優先は、大会で終盤まで勝ち上がることと、いいテニスをすること。これまでにも言ってきたことだ。僕はタイトルが欲しいわけじゃない。全ての大会でタイトルを勝ち取ろうとは思っていないよ」
「今年の目標に届くように、大会ではポイントをたくさん獲得できる段階まで勝ち進みたい。僕はそれを目指しているんだ。もちろん、そのおかげでとてつもなくいい結果が得られるならすごく嬉しい。それを拒みはしないし、それに向けて努力するよ。でも、出発点は多くのポイントが得られるところだ」
チチパスはまた、今年の当初の目標は世界ランキング3位以内に入ることだったと明かした。今やこの目標を達成したチチパスは、シーズン末までこの立場を維持したいと考えている。
「3位というのはすごく意味のある数字で、そこに到達するまでに費やしてきたここしばらくの努力に価値を与えるものであることは間違いない。おかげである意味、これを維持しなきゃと思わせられるよ。次の大会で一層努力しようという気持ちになる」
「3位以内に入ることは、年初からの目標だった。この目標の第2段階は、この位置に残って、毎週毎週安定してポイントを積み増して、このままの状態で年を終えることだ。その次の目標は、世界ランキング1位になることだと思う。いつかたどり着けるといいなと思っているよ」
チチパスはまた、世界1位になることと四大大会で優勝することのどちらがよいかと質問され、グランドスラムで優勝すればいずれにせよ世界ランキング1位になる見込みを強めるに足るランキングポイントが獲得できると指摘した。
「四大大会で優勝すればとても多くのポイントが得られるし、いつか確実に1位になれるという大きな自信も与えてくれるだろう。でも、その質問への答えはグランドスラムかな、多分。そうだね」
会見の終盤にチチパスは新型コロナワクチンについて、いささか議論を呼びそうな見解を示した。
既にワクチン接種を終えたテニス選手もいるが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)などの選手たちは、この件では選択権が与えられるべきだと主張している。近々ワクチン接種を受けるつもりはあるかと問われたチチパスは、それが試合に出るための選手の「義務」になった場合にしかワクチンは接種しないと答えた。
「まだ受けていないよ。誰にも何も言われていない。誰もワクチン接種を義務にしてはいない。いつかの時点で受けなければいけなくなるのはまず間違いないと思うけど、今のところは試合に出るための義務にはなっていない。だからまだ受けていないよ」
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 マイアミ」でのチチパス
(Photo by Mark Brown/Getty Images)