第89回選抜高校野球大会(第2日)は20日、第2試合で報徳学園(兵庫)が21世紀枠の多治見(岐阜)を21安打で21-0と圧倒し、白星発進。今大会限りで勇退する永田裕治監督は4大会ぶりの選抜勝利をつかんだ。■21世紀枠・多治見を21-0で圧倒…

第89回選抜高校野球大会(第2日)は20日、第2試合で報徳学園(兵庫)が21世紀枠の多治見(岐阜)を21安打で21-0と圧倒し、白星発進。今大会限りで勇退する永田裕治監督は4大会ぶりの選抜勝利をつかんだ。

■21世紀枠・多治見を21-0で圧倒、15年ぶりVへ永田監督「最後の春」は最高の幕開け

 第89回選抜高校野球大会(第2日)は20日、第2試合で報徳学園(兵庫)が21世紀枠の多治見(岐阜)を21安打で21-0と圧倒し、白星発進。今大会限りで勇退する永田裕治監督は4大会ぶりの選抜勝利をつかんだ。

 初回に片岡、神頭の2本のタイムリーで2点を宣誓すると、3回に打線が爆発した。相手野選、さらに1死一、三塁から池上、長尾、岡本の3連続タイムリー、2死の後、小園、永山の連続タイムリーが飛び出し、この回打者12人6安打の猛攻で一挙8得点。3回にして10-0とリードした。

 6回には片岡のタイムリー二塁打などで2点、7回には永山、篠原のタイムリーで4点。9回には小園の本塁打など5安打で5得点。20安打に乗せると、投手陣はエース・西垣、津高、大石、池上の継投で完封した。

 94年に就任した永田監督は今大会限りで勇退を表明している。2002年以来の選抜Vへ。高校球界を代表する名将の「最後の春」がこれ以上ない形で幕を開けた。