NEC軽井沢72ゴルフトーナメント最終日 女子ゴルフの国内ツアー・NEC軽井沢72ゴルフトーナメントが15日、軽井沢72ゴルフ北コース(6679ヤード、パー72)で最終日が行われた。悪天候の影響で27ホールの短縮競技となった中、首位で出た小…

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・NEC軽井沢72ゴルフトーナメントが15日、軽井沢72ゴルフ北コース(6679ヤード、パー72)で最終日が行われた。悪天候の影響で27ホールの短縮競技となった中、首位で出た小祝さくら(ニトリ)がインコース9ホールで2バーディー、ボギーなしの34を記録。通算10アンダーで今季4勝目を挙げた。

 前日14日は悪天候で競技中止。この日もスタートが遅れ、27ホールの短縮競技となった。小祝は13、14番で連続バーディー。ボギーを打たない安定感でツアー5勝目を手にした。会見では「ハーフだったのであっという間で、優勝したという感じも結構薄い感じですね」と振り返った。

 2021年は初戦のダイキンオーキッドレディスで優勝。3戦目のTポイント×ENEOSでも優勝し、早々に2勝したものの、その後は優勝から遠ざかっていた。約5か月振りの優勝に「自分の中ではすごく長く感じた。ここ最近は調子が良くなく、逆にどうやって前半戦で2勝したんだろうと不思議に思ったりした。自信もなくなっていた」と正直に話した。

 試合がなかった前週、ショットとパットを重点的に練習した。「1週間の練習は大きいんだと思った。前と比べて安心感もありましたし、今週は不安要素が消えた感じでした」と手応えを掴んだ様子だった。

 2018年から欠場なしを続けている小祝だが、会見では10月のスタンレーレディスには出場せず、休養する予定であることを明かした。「自分では休む気はなかった」というが「残りの何試合かで優勝した方が大きい。そこにかけて1週休んだ方がいい」と、賞金女王へ向けてコーチから助言を受け、計画的に休むことを決めたという。

 賞金レースは現在1位。「まだまだここから頑張らないとダメ。来週から気を引き締めて頑張りたい。(次戦の)CATレディースは毎年苦戦しているんですけど、今年はまた新たな気持ちで、悪いイメージを消してプレーしていきたい」と、勝利の余韻に浸る姿は見せなかった。(THE ANSWER編集部)